山形は前節、ホームで仙台と対戦。1万6千人以上の観客を集めた国内屈指のマッチアップである“みちのくダービー”は1-1の痛み分けとなった。山形は自陣の低い位置で組み立てを図るも、仙台のハイプレスでボールを奪われ、その流れで与えたPKから32分に先制を許す。しかし、40分に氣田 亮真がPKを決めて追いついた。
昨季を振り返ると、前半戦終了時に12位だった山形は後半戦の猛追で5位まで浮上し、J1昇格プレーオフに進出している。現在は直近4戦で3分1敗と未勝利ではあるが、秋田戦で浮上のきっかけをつかみたい。これまで全試合に出場してきたボランチの南 秀仁が累積警告で出場停止となるため、選手起用にも注目だ。
秋田は前節、首位に立っていた清水をホームに迎えて3-1で撃破。立ち上がりからセカンドボールのバトルで上回って前進すると、背後と手前を使い分けるリズミカルかつ素早いパスワークで右サイドを崩し、梶谷 政仁が先制点を挙げる。前半終了間際にはクロスの流れからまたも梶谷が決めて追加点を奪取。後半も攻撃を緩めず、50分に左CKから青木 翔大が叩き込んだ。スコアでは快勝であっても、チームは3点リードしたあとの試合運びと1点を奪われたことを反省し、さらなる引き締めを図っている。
諸岡は「自分たちは良い試合が続かないところがある。それをなんとしてでも打破したい」と意気込み、「その意味で山形戦は後半戦で一番大事な試合になる。上に行くんだという気持ちを表したい」と続ける。今季初の連勝をつかむために、地元サポーターと歓喜の瞬間を迎えるために、チーム全体で準備を整える。
[ 文:竹内 松裕 ]

