磐田は開幕2連勝と理想的な形でシーズンに入ったものの、前々節は長崎に真っ向勝負の末に敗れ、前節は昇格組の富山に内容に大きな課題を残す形で完敗。早くも2連敗を喫し、チームとしての流れは決して良くない。
同じ結果でも自分たちのスタイルを表現できた長崎戦とは対照的に、富山戦は相手の対策に苦しめられた側面はあったものの、序盤からハイプレスが機能せず、ビルドアップのミスから失点を喫し、チームの悪い側面ばかりが目立つ内容となってしまった。
「(富山戦は)チームとしてコレクティブに戦わなければいけないというところが欠けていた。自分たちが積み上げてきたものをチームとしてきちっと出せるようにやっていかなければいけない」(ジョン ハッチンソン監督) そのために必要なハードワークを徹底し、今節は富山戦の敗戦があって良かったと思わせるリバウンドメンタリティーを示した上で、3試合ぶりの勝利をつかまないといけない一戦となる。
対する甲府は開幕戦で白星を飾ったものの、その後は1分2敗と3試合勝利がない。特に藤枝をホームに迎えた前節は、二度リードを許す展開から54分に逆転したが、終了間際に失点を喫して3-3のドロー。目の前のところで今季2勝目を逃す悔しい結果となった。
それでも、無得点が2試合続いていた中で、藤枝戦では中山 陸がゴラッソを沈め、セットプレーからも2得点を奪い、今季初の複数得点をマークできたことは前向きな材料。磐田に対して2013年のJ1第9節を最後に勝利がないが、久しぶりの白星を飾れるか。
[ 文:森 亮太 ]