磐田は前節、ホームで熊本と対戦して1-1で引き分けた。開始3分に左サイドを突破されて先制を許したが、そこからサイド攻撃で流れを引き寄せ、72分に川﨑 一輝が左から入れたクロスに金子 大毅が反応して押し込んだ。勝点1を獲得して3位の座を堅持する一方で、首位・千葉との勝点差は『7』に拡大。今節で3試合ぶりの勝利を挙げて首位を追いかけたい。
対する秋田は4月16日にJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦・東京V戦があったため、今節は公式戦3連戦の3試合目となる。東京V戦は1-1で迎えた延長後半終了間際の失点で逆転負けとなったものの、リーグ戦でなかなか出場機会を得られていない選手たちが攻守における球際の競り合いで躍動し、石田 凌太郎の今季公式戦初得点で先制点を奪うなど収穫があった。だが、それまでの課題だった試合運びが改善されてはいても、公式戦3連敗に。東京V戦で今季初のスタメン出場を果たした佐藤 大樹は「自分たちの流れができた試合で勝たないと意味がない」と危機感を吐露している。目の前の試合に集中し、相手にスキを与えないようにチーム全体で引き締めなければならない。
いくつかの数字を見ていくと、それぞれの特徴が浮かび上がる。パス数は、低い位置から組み立てる磐田がリーグで最も多く、ロングボール主体で全体を押し上げる秋田は最も少ない。秋田は前線からの連動したプレスでボールを奪いにいきつつ、前がかりになった背後をパスワークで突かれないように注意する必要がありそうだ。
両者には共通項もあり、クロス数はともにリーグトップクラス。磐田がボールを保持する展開が想定される中で、秋田は良い形でクロスを入れさせず、入れられたとしてもゴール前で粘り強くはじく。そして、サイドを起点に攻撃を仕掛けたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

