徳島、水戸、両者の状況を整理してみたい。
徳島は3勝4分2敗の勝点13で7位。失点数4はリーグ最少で堅守を維持している。一方、得点数6はリーグで2番目に少ない。堅守を維持しつつ、得点数の改善を図れるかどうかが当面のカギだ。9試合を終えてセットプレーからの得点がまだないことが攻撃面の分かりやすい改善点と言える。オープンプレー以外からもチャンスの芽を広げられるかどうかがポイントになる。
水戸は3勝3分3敗の勝点12で9位。得点数14はリーグ4位タイと良い数字を残している。また、得点者が誰か1人だけに依存しているというわけではなく、渡邉 新太の4ゴールを筆頭に、津久井 匠海の2ゴール、そのほかに8選手が1ゴールを挙げている。得点しているポジションの偏りもない。一方、失点数12は、熊本と並んでリーグで7番目に多い。
両者とも得失点差は『2』で同じ値だが、その内訳は大きく異なっており、面白いかみ合わせの一戦になりそうだ。その中で注目したいのは、中盤の構成力だ。
徳島は鹿沼 直生、児玉 駿斗のダブルボランチが指揮系統を司り、杉本 太郎が違いを作り出すアクセントになっている。水戸は前田 椋介を中心にダブルボランチの相方が決まり、奥田 晃也が違いを作り出すアクセントになっている。
徳島は[3-4-2-1]、水戸は[4-4-2]でフォーメーションとしては異なるかみ合わせになる中で、中盤がどのように優位性を作り出しながら試合を組み立てられるかに注目したい。
[ 文:柏原 敏 ]


