下位グループの直接対決。
現在の降格ラインが勝点19であることを考えると、この一戦の重要性は説明不要だろう。ただ、1つ勝利すれば1ケタ順位もすぐに見えてくるほどに中位が混戦状態でもある。J1昇格プレーオフ圏内を争うグループは中位から頭2つ抜けているものの、上位を目指すためにも、両者ともまずは中位に立つ必要がある。
徳島は先週、水曜日に行われた天皇杯2回戦・仙台戦で勝利したが、週末に行われた前節・千葉戦を落とし、リーグ戦では連敗となった。内容としては前々節・横浜FC戦、千葉戦ともに悪くはなかったが、得点が生まれていないという課題は残った。増田 功作監督はアタッキングサードでのチャレンジとペナルティーエリア内でのプレー回数を改善すべく、トレーニングを構築中。守備の改善は数字にも顕著に表れているだけに、次は攻撃面が数字にも表れるかどうかがカギになる。
対する水戸は、前節・秋田戦を迎えるまでリーグ戦で3連敗を含む4戦勝ちなしだったが、秋田戦では後半アディショナルタイムに劇的決勝点が決まり、長いトンネルを抜けた。秋田戦前もアグレッシブな戦いはできており、結果が出れば景色も変わりそうな兆しを見せていただけに、好材料となったに違いない。また、決勝点を挙げた楠本 卓海が先週の天皇杯2回戦・熊本戦で好パフォーマンスを発揮して、リーグ戦での今季初先発をつかみ取った選手だったというエピソードもチームの勢いを加速させそうだ。
勝てば上、負ければ下。
勝負における結果という側面の醍醐味とシビアさを知る一戦が間もなくキックオフ。
[ 文:柏原 敏 ]


