ただ、過去の戦績を見ればそうとも言い切れない。両者の対戦成績は秋田の6勝1分1敗。加えて、昨季は秋田がシーズンダブルを果たしている。こう見れば、秋田が勝っても何ら不思議ではない。
昨季を経験した両チームの選手やスタッフ、またファン・サポーターにとって印象に残っているのは、千葉のホームで対戦した明治安田J2第11節だろう。千葉が圧倒して先制もした。しかし、終了間際の90分に秋田が同点に追いつくと、90+7分に逆転ゴール。大きなインパクトを残す結果となった。
だから千葉は9勝1敗で2位に勝点7差をつける首位に立とうと、油断はない。前節の大分戦で決勝点となるスーパーミドルを決めたエドゥアルドは、小林 慶行監督に求められていることを遂行するのが前提としつつ、「それよりもさらに1つ上のものを見せなければ、彼らには勝てない」と気を引き締める。
一方の秋田は前節、磐田を2-1で下して3試合ぶりの勝点3を手にした。そして磐田は千葉にとって、今季唯一の敗戦を喫した相手である。秋田の畑橋 拓輝は、磐田戦の前半について「今までで一番集中していた」、そして終盤のゴールでの勝利については「ああいう形は今年なかったので、すごく良い勝ち方をした」とコメント。彼だけでなく、多くの選手が自信をつかんだことだろう。
今季10試合を終え、両チームともに引き分けはない。千葉には5ゴールの石川 大地やシーズン途中加入で3ゴールを挙げているカルリーニョス ジュニオ、秋田には7ゴールを挙げてJ2得点ランクトップタイの小松 蓮がいること、そして過去の結果を見れば、得点が多く入ることも予想される。
両チームにとって今季初の金曜開催、今季初のリーグ戦におけるナイトゲーム。見どころ十分の激しいゲームが展開されそうだ。
[ 文:菊地 正典 ]
