直近6試合勝利なしで10位の長崎は、ここまでの12試合で22失点。特に現在の未勝利期間中に多くの失点を喫しており、その数は『16』に上る。前節は札幌を相手に2点を先行したものの、逃げ切りに失敗して2-2のドロー。ただ、やや低めの位置でブロックを築く守備は一定の成果を見せており、底は脱した感がある。
前節で得点を挙げたマテウス ジェズスや増山 朝陽、前々節・いわき戦でハットトリックを達成したフアンマ デルガドなど、攻撃陣は結果を残している。
一方で、リードしたあとの逃げ切り方は課題。相手に自陣ゴール前まで運ばれる回数を減らしながら時間を使う術を身につけたい。
20位と苦しむ愛媛は、ここまでの12試合で23失点。明治安田J2第8節・山口戦から前々節・仙台戦まで4戦負けなし(1勝3分)と復調の兆しを見せていたが、前節は藤枝に2-4で敗戦。19分までに喫した4失点が、試合の流れを決めてしまった。
これまでチームの中心を担っていたボランチの谷本 駿介と深澤 佑太がともに欠場したことが前節で苦戦した要因に。そこから中3日で迎える今節に間に合うかは不透明であるため、愛媛では左SBでの出場が多い森山 公弥(前節はボランチで出場)らがどれほど中盤を安定させられるかがカギを握る。
直近3試合で6得点と攻撃面では結果を残しており、中でもここまで2得点4アシストの右サイドハーフ・甲田 英將が突破力や両足から放つシュートでチームを引っ張る。
守備に不安のある両者がまず避けたいのは序盤での失点。慎重な立ち上がりののちにどちらが先手を奪い、ともに攻撃の形として有するカウンターから追加点を狙う展開に持ち込めるかに注目したい。
[ 文:椎葉 洋平 ]
