大分は第11節・磐田戦から3連勝を飾ったものの、その後のタフなアウェイ連戦でやや失速している。中2日で迎えた前々節・山形戦は0-3で敗れ、中4日での前節・富山戦は1-1で引き分けた。
今節は第12節・鳥栖戦、第13節・熊本戦に続く、ホームでの“九州ダービー”3連戦の最終戦。降格組の鳥栖と手強い熊本にいずれも1-0で勝利した勢いを復活させるように、今節も強敵に果敢に立ち向かいたい。
今季は「良い守備から良い攻撃へ」を合言葉に堅守スタイルを築いてきた中で、チームは徐々にボールを持つ時間も増やすようになり、展開によって多彩な戦い方ができるようになりつつある大分。長崎との前回対戦であり、PEACE STADIUM Connected by SoftBankのこけら落としだった昨季のJ2第34節は相手の個の力の前に1-4と大敗を喫した。片野坂 知宏監督はこの結果を「ミスからの自滅」と振り返っており、今節は粘り強い戦いで勝機をうかがう。
その長崎を率いるのは、片野坂 知宏監督と高校選手権以来の盟友で、2022年から2シーズンにわたり大分で指揮を執った下平 隆宏監督。ここまで5得点のフアンマ デルガドは今節からの3試合は出場停止となるが、チームの要・山口 蛍が負傷から復帰しているほか、増山 朝陽と高畑 奎汰の“元大分組”も好調。前々節・富山戦で逆転勝利を収めて、7戦続いていた勝ちなしから抜け出してもいる。そして、迎えた前節・山形戦は立ち上がりに失点を喫し、フアンマ デルガドの退場により苦しい戦いを強いられながら、90+9分に山﨑 凌吾がPKを決めて追いつき、勝点1を積んでいる。
さまざまな思いも交錯しながら、互いに目標達成に向けて譲れない一戦。8位・大分と10位・長崎の勝点差はわずか『1』だが、試合終了後にどのようになっているか。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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