今季最初の対戦となった明治安田J2第16節、クラサスドーム大分での一戦では、大分が3分に吉田 真那斗のゴールで先制するも、増山 朝陽とマテウス ジェズスのゴールにより、長崎が逆転勝利を収めている。
ただ、長崎は当時から監督が交代となり、後方からのビルドアップで組み立てるサッカーから、高木 琢也新監督の下、縦に速いサッカーへと転換。フアンマ デルガドやマテウス ジェズスなど前線のタレントをシンプルに使う新たなスタイルで熊本、山形から勝利を収めている。
大分は第14節・山形戦から続いていた失点をストップすべく、前節は守備への意識を高め、大宮と対戦。運動量豊富な1トップの伊佐 耕平を軸にしたプレスで自由を奪い、状況によっては[5-4-1]で強固なブロックを築く。最後まで得点は奪えなかったものの、8試合ぶりの無失点を記録し、今後につながる勝点1を得た。攻撃ではセットプレーでの工夫も見られ、先制点を奪えると理想とする展開に持ち込めそうだ。
高木 琢也監督体制での長崎は積極的な試合への入りから、ここまでの2戦ともに先制点を奪えている。スタンドの熱を力に変換し、序盤の主導権を握るのはどちらか。そしてサッカーにおいて貴重な1点をどちらが先に奪うのか。また、先制したチームは守備の集中を切らさず、クリーンシートでの勝利を達成できるのか。最後まで目が離せない一戦となりそうだ。
[ 文:椎葉 洋平 ]
