鳥栖は前節、アウェイで千葉と対戦。序盤はシステムを変えた千葉にやや押し込まれたが、その時間帯を乗り越えるとペースを掌握する。鮮やかなパスワークから西川 潤がゴール前に送ったクロスを山田 寛人が押し込み、31分に先制。後半は立ち上がりから千葉の猛攻の前に劣勢を強いられるものの、69分に途中出場の西澤 健太が相手のオウンゴールを誘発。その後は効果的にカウンターを繰り出して試合をコントロールし、2連勝を達成した。
対する大分は前節、アウェイで長崎と対戦。堅い守備をベースに鋭い速攻を繰り出すも、得点を奪うことができずにスコアレスのまま後半へ。チャンスをモノにできずにいると、74分にシュートのこぼれ球を押し込まれる形で守備が決壊。追いつこうとさらにギアを上げた終盤にチャンスを作ったが、最後まで得点を奪うことができずに敗れ、5試合勝ちなしとなってしまった。
鳥栖にとってはリベンジの機会だ。4月末の前回対戦では「もしかしたら前半戦で一番と言えるくらいの完敗の試合だったかもしれない」と小菊 昭雄監督が振り返るほど大分に差を見せつけられた。大分の高強度な守備の前にポゼッションは寸断され、ハイプレスも相手の巧みなポジショニングの前に封じ込まれた。しかし、この敗戦を糧にチームはポゼッションとハイプレスという自分たちの武器を見つめ直し、磨き上げてきた。あの敗戦からの成長を示すには絶好の機会だろう。
3連勝が懸かる鳥栖と、6試合ぶりの勝利を目指す大分。熱い“九州ダービー”になることを期待したい。
[ 文:杉山 文宣 ]
