前回対戦ではルーカス バルセロスのゴールで先制し、終盤に柳澤 亘の得点で突き放して徳島が勝利。しかし、展開としては愛媛がペースを握った時間帯も多くあり、徳島が快勝したというわけではない。今節も白熱の好ゲームになるだろう。
現状を整理すると、徳島はJ1昇格プレーオフ圏内の6位、愛媛は最下位の20位。
徳島は中断期間に3選手が移籍。内田 航平、ジョアン ヴィクトル、杉森 考起が次なる挑戦の場へ旅立った。特筆すべきは杉森 考起。愛媛へ完全移籍したことにより、登録が順調に完了すれば移籍後初出場が徳島戦になることも十分にありそうだ。
チームに目を向けると7月はリーグ戦の2試合で1分1敗と未勝利。天皇杯3回戦・C大阪戦の敗戦も含めて勝利から遠ざかっている。中断期間には主に攻撃面の鍛錬を続けており、リーグ最少失点の堅守を維持しながらも、上昇傾向にある得点数をさらに増加させられるかどうかがカギ。キープレーヤーは、前回対戦では先制点を挙げ、チーム最多7得点を記録しているルーカス バルセロスだ。
愛媛は中断期間に窪田 稜が移籍したが、前述のとおり杉森 考起と、前田 椋介を獲得して補強した。好材料としては、ボランチの谷本 駿介、トップ下で攻撃のアクセントになる石浦 大雅が負傷離脱から復帰して約1カ月が経過すること。フィジカル面も調整が進んでいる頃合いだろう。一方で課題は、リーグで2番目に多い失点数。7月も2試合で計4失点を喫して2敗しており、守備面の改善は急務となっている。攻撃がハマる時間帯は個の能力を生かして迫力を生み出せているだけに、ゴールを割らせないバランスを見いだせるかどうかがポイントになる。
Jリーグでの通算対戦成績は、徳島が20勝7分10敗と大きくリードしている。“四国ダービー”に勝利してリーグ戦再開で好発進するのは、徳島か愛媛か。
[ 文:柏原 敏 ]


