山口は前節、アウェイで藤枝と対戦。勝利のために得点力向上を目指し、リーグ中断期間中に攻撃に注力した成果がハッキリと表れ、実に5試合ぶりの複数得点を記録した。しかし、結果は2ー2の引き分け。中山 元気監督が就任してから4試合を消化した中で、いまだ勝利がなく、チームは8試合も白星から遠ざかっている。
甲府戦に向けて、中山 元気監督は「自分たちの前に相手を置いてしっかり守るのが甲府のスタイル。そういう相手をどう崩していくかがカギになる。相手が攻撃から守備に切り替わるときに必ずチャンスはある」と話している。今節も複数得点を挙げ、待望の勝利をつかむことができるか。
対する甲府は前節、ホームで山形に1-3で敗れた。今季は持ち前の堅い守備で着実に勝点を積み上げてきた中で、リーグ再開初戦で複数失点を喫したのは気になるところ。
唯一のゴールを決めた鳥海 芳樹は、「前半に2点を取られたことで自分たちの首を絞め、こういう結果になった。先制点を取られると、このチームは厳しくなる」と試合後に話した。この敗戦を糧に、今節は持ち前の堅守を取り戻し、主導権を握ることができるか。
山口はこの試合を『全力12,000人プロジェクト』と銘打ち、クラブ総力で12,000人の来場を目指している。この企画を今季2回実施し、ホーム開幕戦の第2節・長崎戦は10,451人、第14節・水戸戦は6,040人だった。三度目の挑戦で目標を達成できるかもこの試合の楽しみな要素の1つだ。
両チームの意地がぶつかり合う一戦に期待が高まる。
[ 文:田辺 久豊 ]


