長崎は6月に高木 琢也監督が就任してから、右肩上がりに調子を上げている。前節はホームで富山と引き分けて連勝が『5』で止まったものの、12戦負けなし中。首位の水戸と同じ勝点ながら、得失点差で上回られているだけに、複数得点での勝利が欲しい状況だ。
対する秋田も7月以降は立て直し、着実に勝点を積み上げてきた。守備に粘り強さが戻り、最終ラインからの声かけでチーム全体が連動するようになり、どんな相手に対しても立ち上がりの勢いの良さを継続できている。梶谷 政仁が「前からのプレッシャーで相手を押せるようになった」と手ごたえを感じているように、アウェイでの前節・甲府戦(1△1)も開始直後から相手を圧倒。今節もアグレッシブさを存分に発揮しつつ、シュートが少なく複数得点を取り切れなかった前節の課題を修正したいところだ。
両チームの前回対戦は3月23日の明治安田J2第6節。秋田は前からの守備がハマらずに失点を重ねて、1-5の大敗を喫した。その借りを「ここでしか返せない」と燃えているのが、古巣戦に臨む吉岡 雅和だ。「『そのときの秋田とは違うぞ』というところを見せたいし、サポーターの皆さんに勝つ試合を見せたい」と力を込める。
長崎はシュート総数と1試合平均枠内シュート総数がリーグトップで、その数字がリーグ最多の49得点に表れている。J2得点ランキングトップのマテウス ジェズスを筆頭に、個の技術に優れる相手が押し込んでくる。秋田としては、一体感のある守備で対抗できるかがカギになる。1対1で簡単にやらせず気持ちよくシュートを打たせないこと、打たれたとしても体を張ってブロックすること、他人任せにせず“我が先に”と、こぼれ球に反応することを徹底してやり抜かなければならない。
[ 文:竹内 松裕 ]

