ホームの愛媛は降格の危機に瀕する状況にあるが、前節はアウェイで大分に3-0で快勝。11試合ぶりに勝利を収め、ようやくチームに光が差した。
その大分戦を迎えるまで、30試合中12試合で先制点を挙げていたものの、そのまま勝利に結びついたのは2試合のみ。先手をとるとプレーが消極的になることで相手の反撃を許し、勝利を逸してきた印象が強かった。しかし、前節は先制後も追加点を奪いにいくどん欲な姿勢が見られ、今季ベストゲームにつながった。
対する水戸は明治安田J2第23節終了時点では2位と勝点7差をつけていたが、16戦ぶりの敗戦となった第24節・熊本戦以降はやや失速傾向。“貯金”を切り崩す形で首位を守る状況が続いていた。しかし、4戦連続ドローで迎えた前節・藤枝戦は、一進一退の攻防の中、山本 隼大のゴールで32分に先制点を奪うと、75分にはセットプレーから追加点を奪取。6戦ぶりの勝利を収め、首位を堅持した。
お互いに前節で苦境を脱する勝利を挙げたものの、愛媛は攻撃的サッカーのキーマンとなっている前田 椋介が、期限付き移籍元の水戸との契約上、今節は出場できない。一方の水戸も、今季13得点7アシストを記録している渡邉 新太が前々節・いわき戦で負傷。ともに欠かせない存在がピッチに立てないもどかしさがある中、いかにチームの総力でカバーできるかが勝利に向けて大きな要素となるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]

