磐田は前節、最下位の愛媛に押し込まれる時間が長かった中、苦しみながらも勝利。プレーオフ圏と勝点3差に接近し、後れを取り始めていた昇格争いになんとか踏みとどまった。
一方の長崎は、16試合負けなしと安定感抜群の戦いを見せている。しかし、前節はエジガル ジュニオの3試合連続ゴールで先制したものの、セットプレーから追いつかれて今治とドロー。今節こそは勝点3をつかんで自動昇格へより前進したい。
互いの置かれている状況を踏まえて、磐田の金子 大毅はこう口にする。
「長崎も負ければ自動昇格が危うくなる状況なので、間違いなく士気高く来ると思うし、僕らは負けたらプレーオフ圏内に入るのがすごく厳しくなる。どちらが危機感を持ってやれるかがすごく大事な試合だと思う」 互いにとって昇格に向けて避けては通れない大一番だ。ただ、チーム状況は異なる。
磐田は、前節はなんとか勝ち切ったものの、攻守で課題を残すパフォーマンスだったことは否めない。さらに今節は、前節で試合の流れを変えたマテウス ペイショットが出場停止となる。ただ、4日間という準備期間の中で、球際や切り替えなどのベースの質を高めつつ、長崎の特長を踏まえて「この1週間しっかりと積み上げてきた」と安間 貴義監督は胸を張る。「自分たちの景色を変えるために」(安間 貴義監督)、長崎戦での勝利を目指す。
一方の長崎には負けなしを継続し、勝点を積み重ねてきた自信と勢いがあり、特に前線にはエジガル ジュニオやマテウス ジェズスという個で勝負を決められるタレントがいる。その攻撃陣を「どう抑えるかが大事」と磐田のリカルド グラッサ。この試合における最大の焦点となるだろう。
[ 文:森 亮太 ]
