9チーム中7チームが“格上”となるEAST-Aグループにおいて、J3の相模原は挑戦者の立場。シュタルフ 悠紀リヒャルト監督も「チャレンジャー精神を持って、強気な姿勢で臨みたい」と意気込んだ前節・湘南戦だったが、結果は0-4の大敗を喫した。
チームは、昨季ベースとしていた[3-4-2-1]から[4-2-3-1]へとシステムを変更。練習試合でも勝利を重ね、『より前へ』をテーマに攻守のアグレッシブさを強調するスタイルに一定の手ごたえを得ていたはずだった。しかし、立ち上がりから湘南の圧力に押し込まれ、15分に先制点を献上。さらに37分には右SBの綿引 康が退場となった中で後半に3失点を重ねた。
ただ、数的不利の状況で引いて守る選択もある中、失点を恐れずに前から奪いにいく姿勢を貫いた点は、チームとしての方向性を示した部分でもある。
2026/27シーズンでのJ2昇格を見据える中で、求められるのは内容と結果の両立。高野 遼も「細かなクオリティーの差はあるが、取り組んできたことを出せばこんなものではない」と語り、準備してきたものへの自信は失われていない。2週遅れで迎えるホーム開幕戦は、その力を証明する絶好の舞台となる。
一方の秋田は、開幕戦で昨季J1を戦っていた湘南を2-1で撃破し、前節は栃木Cに対して“ウノゼロ”で勝利を収め、スタートダッシュに成功した。
就任7年目の吉田 謙監督の下で築かれた、ブレない堅実な守備とロングボールの質、勝ち切る勝負強さは今季も健在。選手個人に視線を移せば、梅田 魁人がすでに2得点を挙げており、今節はチームの結果とともに3戦連発に期待がかかる。
ただし、秋田にとって相模原は、昨年度の天皇杯ラウンド16で敗れた相手であり、油断は禁物。
キャンプ地である高知とアウェイの試合会場を往復するタフな日程が続く中、さらなるはずみをつける3連勝を狙う。
[ 文:青木 ひかる ]
