奈良は前節、今治と対戦。開幕から2戦連続となるJ2クラブとのホームゲームで、1-0と今季初勝利を挙げた。0-6と大量失点を喫して敗れた苦い開幕戦からは一転、今治の攻撃に対して集中力を切らさずに体を張って守り切り、クリーンシート。攻撃面においても、開幕戦ではシュートチャンスを多く作りながらもゴールが奪えなかったが、前節は森田 凜のループシュートが得点に結びついた。
ただ、ゴールとして認められなかったものの、自陣のゴールネットを揺らされるシーンはあった。枠を捉えたシュートの割合も高くはない。「課題を修正し、良い面を伸ばしていく作業を繰り返し」(大黒 将志監督)、さらにチームの質を高めていきたい。
対する愛媛は、開幕から2戦ホームでの試合が続いていたため、今節が今季初めてのアウェイ戦となる。前節・金沢戦では先に2得点を奪われる展開となったが、60分に田口 裕也がこぼれたボールに足を伸ばして1点を返し、さらにアディショナルタイムに入った90+3分、金沢 一矢のミドルシュートは相手GKにはじき返されたが、阿部 稜汰が押し込んで同点に追いついた。7本目まで続いたPK戦で惜しくも敗れはしたものの、粘り強く勝点1を得ている。
両者が対戦するのは、愛媛がJ3で優勝した2023年以来。そのシーズンの二度の対戦では、奈良はいずれも得点を奪えず、愛媛が2勝している。互いに指揮官も選手の顔ぶれも変わったが、3シーズンぶりの対戦で白星をつかむのはどちらとなるか。
[ 文:前田 カオリ ]


