藤枝は、前節・札幌戦をPK戦で落として連勝が『4』で止まったが(うち2勝はPK戦勝利)、浅倉 廉の今季初ゴールや矢村 健の復調などプラス材料も多く、チーム全体としても戦い方の進化を確認することができた。ただ、ホームではまだ90分での勝利が一度しかなく、昨年より入場者数が順調に伸びている中で、サポーターを歓喜させる瞬間を増やすことが課題となっている。
槙野 智章監督は「芝もすごく良くなってきた」と藤枝総合運動公園サッカー場のピッチ状態の改善を喜んでおり、「われわれらしいサッカーで勝つ試合を見せたい」と意気込みを示している。
一方の長野は開幕から8連敗中(うち2試合はPK戦での敗戦)で、昨季も含めると13連敗となっている。3月30日をもって藤本 主税監督が契約解除となり、その翌日には“昇格請負人”とも呼ばれる小林 伸二監督が新たに就任した。新監督の戦い方はまだ浸透していないだろうが、監督交代による“ブースト効果”で選手個々のパワーが高まることは大いに期待できる。
そこは藤枝としても非常に警戒しているところで、局面での球際の戦いは非常に激しくなることが予想される。そこでどちらが優位に立てるかが、最大の見どころとなる。
その中で藤枝は正確にパスをつないで今季目指す変幻自在の攻撃を見せ、90分での勝利をつかめるか。対する長野は選手たちが苦境を覆す勇気と意地を見せて今季初勝利をつかめるか。ここまでの流れやカテゴリーは関係なく、非常に熱い戦いが繰り広げられるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]


