対するC大阪は2月23日にAグループ第1節を戦い、G大阪を3-2で下している。ただ、その試合運びは満足できるものではなかったかもしれない。鈴木 徳真のFKから為田 大貴のゴールで7分という早い時間に先制し、さらに41分にも上門 知樹がDFの間を射抜くシュートをゴールに突き刺してリードを広げる理想的な展開に持ち込んだ。しかし、ここからG大阪の反撃を許し、同点に追いつかれてしまう。流れが完全に相手に傾いた中、途中出場した清武 弘嗣の活躍で左サイドをキレイに崩して最後は中原 輝が押し込み、これが決勝点となった。本来であればもっとラクな試合展開に持ち込めたかもしれないが、ライバルであるG大阪に勝利した意味は大きい。京都との“京阪ダービー”となったJ1第2節は1-1。今季ここまでの公式戦3試合は1勝2分と手堅い結果を残して鹿島に向かう。
そうした相手を迎える鹿島としては、公式戦の連敗は避けたいところだろう。川崎F戦を66分までベンチから見ていたエヴェラウドは「(G大阪との)開幕戦とフロンターレ戦、2つの試合は対照的だったと思います」と振り返る。
「ガンバ戦は誰の目を見ても集中力、注意力、『何がなんでも』という気持ちが伝わってきましたが、フロンターレ戦は逆に消極的な部分が見受けられました。自分たち自身が変わってしまったと思います」 若いチームである以上、どんな相手にも同じメンタリティーで向かうのは難しいかもしれないが、エヴェラウドは「ユニットにならないといけない」と訴える。
「負けたあとにすぐに試合ができるということは、状況を変えられる1つのチャンスにもなります。僕自身も競争したい、ピッチに立ちたい、試合をやりたい、という気持ちが非常に強いです。違う大会ですけど、ホームの試合でサポーターの前で、自分たちが変わったんだという姿勢や姿を見せることができるので、みんなで良い成果を出して、結果に結びつけられればと思います」 両者がカップ戦の場で相対するのは久しぶりのこと。2013年の戦い(ナビスコカップBグループ第7節)ではエジノのゴールで先制したC大阪が、ダヴィのゴールで追いつかれたものの、柿谷 曜一朗が決勝点を奪って2-1で勝利している。ただ、J1の舞台では鹿島がここ9戦で8勝1分と圧倒的な結果を残している。果たして今回はどのような結果が待っているだろうか。
[ 文:田中 滋 ]

