札幌は日程変更により延期となっていたCグループ第3節・京都戦を20日に戦い、4-1で快勝。0-0で折り返した後半立ち上がりにガブリエル シャビエルの加入後初得点で先制すると、直後に同点にされたものの、67分に中島 大嘉のヘッドで勝ち越し。その後はガブリエル シャビエル、中島がさらに得点を加えてタイムアップ。ホームでの今季公式戦初勝利を果たした。
非常に良い形での勝利だった。直近のリーグ戦から中3日という日程の中で、リーグ戦の主軸メンバーと、経験の多くない若手選手をバランスよく起用し、それぞれの良さをうまく引き出しての快勝。ポジション争いを加熱させながら勝利を手にした意味は小さくないだろう。
一方、柏の直近の公式戦は17日の明治安田J1第9節・京都戦。互いに激しくプレッシャーを掛け合う展開の中で、柏はボールをしっかり持ち運びながら好機をうかがっていったが、前半立ち上がり、後半立ち上がりに失点を喫してしまい、そのまま押し切られてしまった。ボールはしっかりと保持できていただけに、得点を奪い切れなかったこと、要所で守備陣が粘り切れなかったことが悔やまれる。
この黒星によって、柏はリーグ戦今季初の連敗を喫したことになる。今季は開幕から安定感のある戦いぶりを披露しており、リーグ戦では4位と良い位置につけているだけに、ルヴァンカップで流れを変えたいところだろう。
そんな札幌と柏の対戦だが、まず日程的なところを見ると、札幌が中2日、柏が中5日という状況。しかし、札幌は快勝をしての連戦であることを考えると、むしろ勢いを持ってこの試合に挑める可能性も大いにある。この部分は大きな影響にならないかもしれない。
そして、この試合の先の日程に目を向けると、次の公式戦は29日のリーグ戦となり、柏に関して言えば一般的にはコンディション面を考慮したターンオーバーは必要ないと見える。となると焦点となるのは、中2日でこの試合を迎える札幌のメンバー構成である。リーグ戦の主軸メンバーがベースになり得る状況ではあるが、ガブリエル シャビエル、中島が2得点ずつを挙げた直後だけに、好調を維持している可能性がある。彼らを続けてスタートから起用する手もあるだろう。
そうしたメンバー選考の部分も興味深いこの一戦は、札幌厚別公園競技場での今季初戦。涼風が吹き抜けるスタジアムで、熱戦が期待できそうである。
[ 文:斉藤 宏則 ]