その後リーグ戦2試合を消化し、現在の両チームの状況は対照的。福岡は直近のリーグ戦4試合を3勝1分として公式戦5戦負けなし。3月19日のリーグ前節・湘南戦では、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに山岸 祐也が連続ゴールを挙げて、劇的な逆転勝利。好調の勢いをさらに増すような勝ち方となった。一方の柏は公式戦でいまだ勝利を挙げることができていない。
出場メンバーの予想は少し難しいところがある。今季初勝利を狙う柏は主力で臨みたいところだが、リーグ次節・浦和戦まで中4日。コンディション調整の面から見ても微妙な期間ではあるので、ネルシーニョ監督がどう考えるか。
福岡はリーグ次節・横浜FC戦まで中5日あるが、長谷部 茂利監督は昨季までもこのグループステージにおいてはリーグ戦からのターンオーバーでメンバーを組んできたので、第1節・新潟戦と同様のメンバーを軸にして先発を組んでくるか。そこにコンディション不良でリーグ戦3試合を欠場していた紺野 和也の復帰や、U-21選手枠で2種登録の16歳、FW前田 一翔の出場の可能性があるというところも楽しみの1つ。前田が出場すれば、冨安 健洋(現アーセナル)を抜いて、クラブの公式戦最年少出場記録を2カ月ほど更新することになる。
福岡は負けなしの好調を維持するために、勢いに乗っている選手のパワーをうまく生かしたいところ。新潟戦でゴールを挙げている鶴野は、リーグ前節・湘南戦で山岸の逆転ゴールをアシスト。好調の波に乗っているので、ゴールの期待がかかる。シーズン開幕後に加入したウェリントンは古巣戦となる湘南戦で武器である高さを生かして山岸の同点ゴールに絡み、コンディションが整ってきたことを証明。気持ち的にも乗っているので、こちらは復帰後初ゴールへの期待が膨らむ。
柏はリーグ戦で3試合連続完封負け。攻撃面の出来が不調の要因の1つでもあるので、いかにしてゴールを奪うかが今節のポイント。初戦の鹿島戦で貴重な同点ゴールを挙げ、リーグ戦でも2得点を奪っているエースの細谷はU-22日本代表に招集され、不在となるだけに、フロート、武藤 雄樹らにかかる期待は大きくなる。
両チームは今季の明治安田J1第3節ですでに対戦し、1-0で福岡が勝利を収めている。決勝点は87分にルキアンが奪ったゴールだった。
[ 文:島田 徹 ]


