札幌の前節は、4月5日にアウェイで横浜FMと対戦して1-2で敗戦。立ち上がりの6分に中島 大嘉が持ち前の積極性を生かして先制ゴールを奪ったものの、4分後に同点とされると、26分にオウンゴールを献上して逆転を許してしまった。後半は浅野 雄也、スパチョークといったスピードのある選手を投入して横浜FMのハイラインの背後を狙っていったものの、得点は奪えず。首位に立つ横浜FMに勝点3を与えてしまう結果となった。
直近の公式戦は、15日に行われた明治安田J1第8節のアウェイ・浦和戦。きっ抗した試合になるも、前半途中に中村 桐耶が退場処分となって数的不利になると、浦和に押し込まれる展開に。相手にも退場者が出たり、失点を重ねる中で菅 大輝の得点で詰め寄るなど流れが変わりかけた時間帯もあったが、終わってみれば1-4の大敗。数的不利の時間帯に押し込まれ、その際の消耗が終盤に響いてしまったようだ。今季初の連勝は果たせなかった。
一方、九州から北海道へと移動して戦う鳥栖の前節は、磐田とアウェイで対戦し、2-1で勝利。6分にアンソニー アクムが決めて幸先よく試合に入り、その後も連動性を生かした戦いで優位に進めていく。だが、追加点を奪えずにいると、81分に同点とされてしまう。そのまま引き分けか、と思われた終盤に樺山 諒乃介がネットを揺らし、劇的に勝点3をもぎ取っている。
直近の公式戦は、15日にJ1第8節を柏とホームで戦い、1-1のドロー。しっかりとビルドアップするスタイルに対して柏が鋭くプレスを仕掛けてきたため、そこで突破し切れず。後半立ち上がりに長沼 洋一の得点で先制こそしたものの、その後もきっ抗し、最終的には同点に追いつかれて順位を大きく上げることはできなかった。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、試合展開は鳥栖の丁寧なパスワークと、札幌のタイトなマンツーマンディフェンスが真正面からぶつかり合うことになるだろう。昨季も鳥栖が細やかなパスワークで揺さぶった試合もあれば、札幌が迫力のあるマンツーマンで力強くストップした試合もあった。そうした過去も踏まえて、ともに特徴をブラッシュアップさせて激突すると予想されるため、目の離せない、激しい球際のバトルが終始繰り広げられそうだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

