ホームのC大阪は1勝2分2敗の勝点5。すでに首位通過の可能性は消滅しており、2位での突破の条件も厳しい。今節で勝利した上で、Eグループのもう1つのカードで京都が引き分け以上、さらに他グループの結果次第となる。とはいうものの、そうした条件うんぬんに関係なく、勝利のみが求められる試合が“大阪ダービー”。オフ明けの14日の練習後には小菊 昭雄監督も、「“大阪ダービー”は勝たないといけない。良い流れになってきたいま、ここで“大阪ダービー”に勝つことで、チームの成長はさらに加速する」と一戦必勝の精神で臨むことを誓った。
リーグ前節では神戸に2-1で勝利。目標のトップ3、さらにその先を目指すリーグ後半戦にはずみをつけるためにも、気を緩めた試合はできない。「ダービーは特別。絶対に負けたらあかん相手。個人的にも連続得点できるように準備します」と公式戦3戦連発を目指す北野 颯太も気合いを入れる。得点源のレオ セアラは出場停止で不在だが、「いま悔しい思いをしている選手は、ルヴァンカップでチャンスをつかむという雰囲気で練習に取り組んでくれている」と小菊監督。競争の中から出番を勝ち取り、チームを勝利に導く選手は誰か。ホームで躍動する姿に期待したい。
G大阪は2勝1分2敗の勝点7。首位通過の可能性も残しており、引き分けでも2位での突破が決まる可能性がある。ただし、こちらもそうした条件に関係なく、近年分が悪いC大阪から勝利することを第一に臨む。リーグ戦では3連勝中と状態は上がっているだけに、ここで宿敵から勝利を収め、ルヴァンカップの勝ち上がりとともにその先のリーグ戦にもつなげていきたい。リーグ前節・FC東京戦で2得点を決めたイッサム ジェバリがチュニジア代表に選出されて不在で、1トップを誰が務めるかはポイントの1つ。鈴木 武蔵は出場停止であり、候補は限られる中、ダニエル ポヤトス監督の采配に注目したい。イスラエル代表に選出されたネタ ラヴィも欠場。総力戦で迎える中、主力の不在を感じさせない活躍を見せる選手の出現が待たれる。
今季すでに“大阪ダービー”は二度行われ、C大阪の1勝1分。直近10試合を振り返っても、C大阪が6勝3分1敗と圧倒している。“大阪ダービー”での8試合ぶりの勝利でプライムステージ進出を目指すG大阪に対し、C大阪もルヴァンカップの勝ち上がりをまだあきらめていない。ホームで最高の歓喜を味わうために、大量得点での勝利を目指す。意地と意地がぶつかる“大阪ダービー”。試合後に勝ち名乗りを上げるのは果たしてどちらか。その結末から目が離せない。
[ 文:小田 尚史 ]


