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【J1:第17節 磐田 vs 東京V レポート】1週間前のハットトリックに続く2得点の前田。4試合連続完封を達成した磐田が6-0の大勝。(05.07.18)

7月17日(日) 2005 J1リーグ戦 第17節
磐田 6 - 0 東京V (19:02/ヤマハ/13,649人)
得点者:'5 中山雅史(磐田)、'30 前田遼一(磐田)、'35 前田遼一(磐田)、'64 カレンロバート(磐田)、'76 太田吉彰(磐田)、'87 カレンロバート(磐田)
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 試合のタクトをふるった名波が「爽快」と表現した磐田の快勝。ボールポゼッションでは、両チームの間にほとんど差はなかったが、パス回しの中身には決定的な質の違いがあった。

 気温26.3度、湿度は85%(!)と非常に蒸し暑く、スタンドでじっとして観ているだけでも肌がベトついてくる中でのキックオフだったが、磐田サポーターはすぐにそんな不快感を忘れることができた。
 立ち上がりから両チームともしっかりボールをつないで自分たちのリズムを作ろうとしたのは同じ。序盤は、東京Vも1トップのワシントンにいい形でボールを入れる場面を何度か作ったが、磐田のDF陣がすぐに対応して前線へのボールを封じるようになり、徐々にワシントンは沈黙していく。
 それに対して磐田のほうは、先週C大阪戦でハットトリックを決めた前田が、今日も立ち上がりからボールタッチや動きの切れが非常に良く、クサビのボールを正確にさばいて攻めのリズムを作る。トップ下の名波との連係も、C大阪戦の後半と同様に良好で、ここでしっかりタメを作れるのが東京Vとの大きな違いのひとつ。
 また、前田と2トップを組む中山も、相変わらずの早い動き出しで裏へのボールを引き出した。前線からの守備のバランスも良く、高い位置でボールを奪って2トップに素早くつなぐという形も機能。これが東京Vとの2つめの大きな違いだが、予想外に早い先制点も、そのパターンから生まれた。

 開始5分、左サイドの村井がしつこい守備でボールを奪い取り、そのまま縦につなぐと前田がフリーで受けて、素早く裏のスペースに絶妙のクロスボール。これを逆サイドから飛び出した中山が受け、GKとの1対1から冷静にゴール左に決めて、PK以外での今季初ゴール。
「中山さんがあの時間帯で点を取ってくれるとチームも勢いに乗れる」(鈴木)という言葉通り、ここからは磐田のワンサイドゲーム。30分には福西のパスから中山が右サイドをタイミング良く抜け出し、シュートはGK高木に止められたが、こぼれ球に前田が詰めて2点目をゲット。逆に東京Vは、ボール保持者へのプレッシャーも甘く、DF陣の相手2トップへのマークも甘く、簡単に裏をとられてしまう場面が目立った。
 35分には、クサビのボールを受けた前田がワンタッチでDFと入れ替わってフリーになり、そのまま豪快なミドルシュートを決めて3点目。その後も、磐田が気持ち良くボールを回してチャンスを作り、ジュビロらしい魅せるサッカーでサポーターを喜ばせた。

 後半は、東京Vが気持ちを入れ直してボールをつなぎ、ポゼッションでは上回るが、磐田は守備のゾーンを全体的に「3m下げて」(名波)冷静に対応し、スペースを与えない。東京Vは、平本のポジションを上げて2トップにしたものの、その2トップにボールを引き出す動きが少なく、前線に良い形でボールが入らない。前線の選手の動きという点で、質・量ともに両チームには大きな差を感じさせ、磐田がゴールに直結するパス回しができていたのに対し、東京Vはいくら中盤でボールを回しても、磐田の守備陣はほとんど恐さを感じていなかった。

 そして、磐田はカウンターからチャンスをうかがい、19分に途中出場のカレンがきれいなボレーシュートで4点目を奪うと、東京Vの選手たちは徐々に戦意を喪失。時間が経つごとに再び磐田が優位に立ち、31分に太田、42分にカレンが追加点を決めて、計6ゴール。
 守備でも、後半11分に平本にきわどいシュートを打たれたのが唯一の決定的な場面で、それ以外はほとんど危なげなく完封し、磐田は4試合連続無失点を達成。試合後、山本監督も選手たちも、6点を取ったこと以上に0点に抑えたことを高く評価した。
 一方、東京Vのアルディレス監督は、「メンタルの問題」を強調したが、守備での意思統一の欠如はメンタルだけの問題ではないように思えた。

 それにしても、このところの前田遼一のパフォーマンスには目を見張るものがある。前田が今の好調さを、守備陣が今の安定感を、ともに維持すれば、磐田の勢いは本物となり、前田の日本代表招集も近づいてきそうだ。


以上

2005.07.18 Reported by 前島芳雄
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