5月27日(火)キリンカップサッカー2008 日本代表 vs パラグアイ(19:20KICK OFF/埼玉)
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先日のコートジボワール戦と、そこまでの4日間の合宿で見えてきた岡田監督のコンセプトは、アグレッシブな守備とシンプルでスピーディーな攻撃。その意識をチーム全体で共有し、浸透させるべく練習は続いている。このパラグアイ戦では、コートジボワール戦に引き続き、そのコンセプトがどの程度実現できるのか見てみたい。
コートジボワール戦から大半の選手が入れ替わるという前提で、まず意識してほしいのは、あの試合の前半でも見られたハイプレッシャーのサッカーをどのレベルで、そしてどの時間帯まで実現できるのかという点。最前線の1人目の選手が守備を開始したとき、そのほかの9人のフィールドプレーヤーは、それぞれにポジションを取らなければ最初の1人目の選手の守備がムダになってしまう。つまり高い連動性を維持できなければならないのである。連動した守備が実現できていれば、1人の相手選手に対して複数の日本代表選手が囲い込む場面が生まれる。そうした守備がより高い位置で行われれば、チャンスは大きくなる。まずはそうした場面がどの程度現れるのか注目してほしいと思う。
ただ、この戦術はマジメにやればやるほど、そして全ての局面で試みれば試みるほど体力を消耗してしまうという危険性を内包している。実際にコートジボワール戦の後半は、ペースアップした相手と、ペースダウンした日本との組み合わせによって苦戦を強いられることとなった。「ペース配分の問題」(中村憲剛・川崎F)がつきまとうのである。ただ、この試合では、チームコンセプトを徹底させる事を第一の目標とすべきであり、「まずやってみないことには話にならない」と中村憲が口にするようにプレスをかけてほしいと思っている。
プレスがかかることを実感できれば、後は行くところと行かないところとの判断を付ければいい。特にアウェイのオマーンとタイの2連戦は、気象条件的に厳しい環境になるのは確実。だからこそ中村憲の言う「暑いところではあれは90分は無理だと思いますから、勝負所でどれだけ回せるのかが大事になる。前から行くのか、ポジションについて構えるのか。取りに行くのは真ん中なのか、サイドなのか」という状況判断が重要になる。
攻撃に関しては、レベルの高い選手たちが集まっており、それぞれのイマジネーションである程度カバーできる。あとは底流する「シンプルに」というコンセプトさえおさえておけば、問題はない。そう考えれば、パスを多用した攻撃の回数は多くなるはず。
ちなみに25日に合流した中村俊輔はさっそく岡田監督と面談。「細かい話、レベルの高い話をしました。突っ込んだ話」をされたという。6月2日のオマーン戦に向けて、遅れて合流する中村俊にコンセプトを理解してもらうべくセットされた国士舘大学との練習試合を、左太ももの裏の違和感によって中村俊自身キャンセルせざるを得なかったが、本人は戦術を理解するためにもパラグアイ戦は出場したいと意欲を見せていた。もちろん今日、明日の足の回復レベル次第ではあるのだが。
南米スタイルのパラグアイは、組織的な守備を目指す日本にとってプレスがかかりやすい相手だと言うことができる。ただ、高い個人技によって複数の選手による囲い込みを突破される場面が出てこないとも限らない。個人的には、そうやってプレスを外された局面が出てくることを期待している。そうした決定的なピンチを経験した方が、ぶっつけ本番で対応するよりもいいのは間違いない。
最後になるが、オマーン戦に向けて岡田監督が打ち出した新しいコンセプトを徹底させるために、コートジボワール戦で先発した選手の大半をそのまま起用する可能性もある。チーム戦術の徹底を図るのか、それとも主力と目される選手の体力の回復を優先させるのか。岡田監督がどちらの判断を取るのかにも注目したい。
以上
2008.05.26 Reported by 江藤高志




































