5月29日(木)AFC女子アジアカップ ベトナム2008
なでしこジャパン vs 韓国女子代表(21:30KICK OFF/ベトナム・Thong Nhat Stadium)
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佐々木ジャパンが次なるステージへ歩みを進める。
2月の東アジア選手権で初のタイトルを手にしたなでしこジャパン。体作りを兼ねて臨んだ東アジア選手権で初采配をふるった佐々木則夫監督は中盤をこれまでのボックス型からフラット型にし、ボランチに澤穂希・阪口夢穂を起用した。これが上手くフィットし、初戦の勝利の勢いのまま頂点まで一気に駆け上った。
確かな方向性を見出した佐々木監督が次に取り組んだのが意識改革だ。東アジア選手権後すぐに行われたキプロス遠征はベテランに休みを与え、変わって中堅・若手を中心にメンバーを構成。絶大な存在感と信頼感を持つベテランなしでカップ戦を戦わせたのである。今回のアジアカップはその融合を図る初めての大会となる。戦うシステムが変われば、必要となる戦力も変わる。全ての選手にチャンスはあるのである。
アジアカップは2年に一度開催される大会で、今回の舞台となるのはベトナム(ホーチミン)だ。中国・北朝鮮・オーストラリア・日本のシード枠4ヶ国と、予選大会を勝ち抜いた4チーム(タイ・ベトナム・韓国・チャイニーズタイペイ)が参加する。日本はオーストラリア、韓国、チャイニーズタイペイとともにグループBに入っている。予選リーグでは初戦に韓国(29日)とあたり、続いてチャイニーズタイペイ(31日)、最後にオーストラリア(6/2)の順に対戦していく。初戦の入り方につまずかなければオーストラリアとの一騎打ちという状況で最終戦を迎えることになりそうだ。決勝トーナメントに進出出来るのは各グループ上位2チーム。各グループ1位は他グループの2位とマッチングされるため、トップ通過が好ましいことは言うまでもない。ただし、グループAから出てくるであろう中国、北朝鮮はどちらも実力派。どう転んでも楽な相手ではない。となれば、特に気負うことなく最終戦に臨むことが出来る。
心配されるのはスタミナだ。予選リーグは一日おきの3連戦。夜もしくは夕方のキックオフとはいえ、日中はゆうに30度を超える猛暑だ。厳しいコンディションは選手たちの体力を容赦なく奪っていくに違いない。決勝トーナメントに入ってからは中2日のスパンとなるが、強豪との連戦になるため、疲労との戦いとなりそうだ。
「全員を使うつもりでいる」。佐々木監督は東アジア選手権に引き続き、全ての選手の起用を明言している。熊谷紗希、後藤三知(共に常盤木学園高)ら高校生組や川澄奈穂美(INACレオネッサ)や鮫島彩(TEPCOマリーゼ)らフレッシュな顔ぶれも揃った今回のメンバーは23名。国内合宿では複数のポジションをこなす選手も多く、実践でどのような動きを見せるのか楽しみなところだ。また後半に入るにつれて注目したいのはやはり得点力。細かいパスをつなぐのは日本の身上だが、時にはシンプルな力強さも見てみたい。宮間あやを中心とした有効なセットプレーもある。コンビネーションを含めた攻撃の引き出しも見逃せないポイントとなる。
東アジア選手権での活躍により、今大会では相当研究されていることは想像に易い。しかし、だからこそ打破することに意味があるのではないだろうか。なでしこジャパンはまだ真のアジア女王の座は手にしていない。ここで再び頂点に立ち、北京へ向けて大きく弾みをつけたいところ。日本の開幕・韓国戦は29日21時30分(現地時間19時30分キックオフ)だ。
以上
2008.05.27 Reported by 早草紀子
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◇AFC女子アジアカップ ベトナム2008
5月29日(木)21:30 対 韓国(Thong Nhat Stadium)
5月31日(土)19:00 対 チャイニーズタイペイ(Thong Nhat Stadium)
6月 2日(月)19:00 対 オーストラリア(Thong Nhat Stadium)
※キックオフ時間は日本時間で記載




































