5月30日(金) トゥーロン国際大会・3位決定戦
日本 2 - 2(PK 3 - 4)コートジボワール (01:00/トゥーロン/人)
得点者:31' Fofana(コートジボワール)、72' エスクデロ セルヒオ(日本)、82' 森重真人(日本)、94+' Cisse(コートジボワール)
-6月30日までの期間限定!2008日本代表特設サポーターズサイト-
-国際親善試合 6月12日(木)19:10@国立 U-23日本代表 vs U-23カメルーン代表チケット情報はこちら-
----------
準決勝前日のPK練習で19人のうち実に8人が外していたのは何かの予兆だったのだろうか。先制されるも、追いつき一旦は逆転するという、このチームにしては非常に珍しい形を見せた3位決定戦コートジボワール戦だった。だが、そこから粘りきれず同点弾を許し更にはPK戦で二人が失敗し、敗れた。2試合連続PK戦にて敗れるという悔しすぎる結果に終わり、日本の過去最高位3位を超えることは出来なかった。「五輪出場チーム(イタリア、コートジボワール)には結局ひとつも勝てなかった」(オランダはひとつ下のカテゴリでこの大会に参加しているため)と反町監督は振り返った。実際のところ、このチームの現在地が見えたといってもいいだろう。選手たちは真摯に受け止めて本番への力にして欲しい。
「勝負強さがなかった」と指揮官は敗戦の理由を述べているが、一度は流れの中でその勝負強さを発揮して見せた。それだけに、悔しさが残る。試合に臨んだメンバーはイタリア戦に出場しなかったメンバープラス水本裕貴。GKは林彰洋で4バックの右から伊野波、水本、吉田、田中、中盤右サイドに水野、左に梅崎。ボランチには細貝と上田が入る。この日は2トップの形を取り、李とエスクデロが入った。
多くの選手が振り返っているが、前半は相手に主導権を握られる。「どこか相手に譲るような形」と林は表現したが、チリ、イタリア、コートジボワールと強豪相手にはいつもそのような傾向が見られるのは非常に残念だ。更に3位決定戦ということもあってか、マイボールになってボールを回したとしてもどこか緩く、スピードがなく、リズム感に欠ける。結局はイタリア戦などのように低い位置でのパス回しも相手に狙われそうな危なさが常にあった。対するコートジボワールも4-4-2。中盤でのプレッシャーがさほどきついわけではないのだが、最後の最後は決して自由にさせてくれない。戦い方はシンプルで、パスワークで崩そうとするよりは前線を一気に狙ってくる。
先制点は前半31分、ペナルティエリア外でのパスがつながり、そのままやや左の位置からワンタッチでのミドルシュート。やや左と角度がある位置で、エリア外のディフェンダーとディフェンダーの間からの技ありシュートだった。吉田は「アンラッキーな点だった」と振り返った。が、寄せきれなかった水本は「自分のせい」と反省を口にした。
後半に入ると、ピッチサイドで撮影するカメラマンの機材が壊れるほどの大雨に見舞われる。そんな中、エスクデロが50メートルを超えるドリブルを見せたり、果敢にボールを奪いにいったり存在感を見せ始めた。後半も半ばを過ぎると本田圭佑と森重真人を投入、流れが変わる。後半27分にはそれが奏功し同点にする。森重のドリブルでペナルティエリア付近に近づき李へパス。李は中央へクロスを送り、ニアでその森重がつぶれたがファーに相当な距離を走りこんだエスクデロが右足でゴールを決めた。ものすごい勢いでエスクデロは雄たけびを挙げ、喜びを表現した。
「セットプレーでチャンスがありそうだから」と森重の投入についてその意図を指揮官は話していたが、37分にはその言葉通りに左コーナーキックから中央でフリーになった森重がヘディングで得点。2−1とひっくり返す。だが、相手もあきらめたわけではなかった。ロスタイムも終了間際、時計は50分近くを指そうというときに相手のコーナーキックで、ファーサイドの選手が転がってきたボールに必死で伸ばした足で勢いのないシュートが、ぎりぎりゴール内に転がる。これで2-2の同点に。「あの場面だけ競りきれなかった」と得点者についていた吉田は悔しそうな表情を見せた。その後はPK戦、相手が先に1本外すも日本も4、5番目のキッカーが外し敗れた。
試合後の選手たちの表情は非常に、割り切れない感じのもの。全く通用しなかったわけではない。でも結局は勝てなかった。チリ戦以外はコテンパンにやられた感じでもない。でも、この3試合は負けてしまっている。なんとも複雑な表情を見せていたのは印象的だった。
これで本番前の海外遠征は終了。欧州、アフリカ、南米とタイプの異なる相手との対戦を一通り経験したことになる。結果は出なかったが、多くの経験を得たことはたしか。「ここで一皮むけたことをカメルーン戦で見せたい」と反町監督の目線は早くも次を見据えていた。
以上






































