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【J2:第38節 徳島 vs 愛媛】愛媛サイドレポート:完全アウェイの中で見た悪夢。愛媛にとっては歴史的大敗で今季の四国ダービーを終える。(08.09.28)

9月27日(土) 2008 J2リーグ戦 第38節
徳島 5 - 0 愛媛 (16:06/鳴門大塚/11,897人)
得点者:18' 石田祐樹(徳島)、60' 麦田和志(徳島)、70' 菅原康太(徳島)、81' 石田祐樹(徳島)、84' 大西孝治(徳島)
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★徳島サイドレポートはこちら

試合終了後、かつてなかったほどのブーイングが愛媛のゴール裏で沸き起こった。試合前から大勢の観客動員が見込まれる中、これまでの四国ダービーから比べると半分ほどのスペースに狭められた愛媛のゴール裏。その密集の中から大声援を送り続けたサポーター達の思いは、結果として届く事はなかった。

それにしても、立ち上がりから完全に愛媛は試合の主導権を徳島に握られてしまった。セカンドボールを拾われ、左サイドからMF麦田和志の仕掛けにディフェンスラインが押し下げられるとMF米田兼一郎、DF挽地祐哉らがそのスペースに流れ込んできて数的優位を作る。愛媛が目論んでいたサイド攻撃で徳島に先手を取られ、後手に回ると先制点は徳島に。18分、麦田にドリブルで崩されるとフリーになった挽地が中央へクロスを放り込む。中央でも、飛び込んできたFW石田祐樹にマークを振り切られて愛媛は1点を追う立場に回った。

しかし後半に入ると、一転して攻勢に回った愛媛。後半開始直後には左サイドをMF江後賢一が突破してクロスを上げる。中で飛び込んできたFW田中俊也、大木勉には合わなかったが、直後のFKでは金守智哉、横谷繁がゴールを狙うが枠の外へ。さらに51分には大木がひとりドリブルで徳島DFを振り切ってシュートまで持ち込んだものの、これもゴール右へ。前半からハイペースで飛ばしてきた徳島の勢いをそぐチャンスだった約10分間の猛攻を跳ね返されると、その後は悪夢の大量失点の時間を迎えることになる・・・

ただ、このゴール前の攻防でも、球際の攻防は徳島に軍配が上がっていた。前半30分には横谷から始まったカウンターで徳島のゴール前まで持ち込んだが、最後は田中のシュートを徳島のGK島津虎史がファインセーブ。78分にも江後のミドルシュートは島津に阻まれた。さらにゴール前で徳島のディフェンス陣は体を張り続け、局面の攻防で愛媛は自由を奪われていた。さらに攻守の切り替えにおいても愛媛は遅れを取っていた。奪われれば、ファーストディフェンダーがすぐさまプレスをかけてきた徳島。精度を欠いた愛媛のロングフィードは、素早く自陣に戻って築き上げた徳島の守備ブロックに跳ね返され続けた。

局面で敗れ、組織としても戦えなかった愛媛。そして最後まで、失ったバランスをゲームの中で取り戻すこともできなかった。完全アウェイの中で作り上げられたダービーの雰囲気に、愛媛は飲み込まれてしまった。逆にいえば、その空間を作り上げた徳島の完全な勝利。選手だけでなく、クラブ一丸となって戦った『徳島』の勝利といえるだろう。

愛媛のJ加盟後、互角に戦えるようになったと錯覚していた四国ダービー。しかし、この一戦でまだまだ先輩の徳島から学ぶことは多いことを、愛媛は改めて気付かされたのではないだろうか。ダービーの歴史に刻み込まれたこの大敗から何を学び取り、来季のダービーで生かすのか。

そして次節のライバル・草津との一戦まで、あとわずか1週間。与えられた時間は短いが、その間に愛媛はどれだけ意地を見せられるか。その答えは、スタジアムにある。

以上

2008.09.28 Reported by 近藤義博
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