11月1日(日)第89回天皇杯3回戦 名古屋 vs ロック(15:00KICK OFF/瑞穂陸)
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地域リーグの沖縄かりゆしFCを4−0と圧倒した2回戦の試合後、名古屋のストイコビッチ監督は大きな感興もなくこう言った。
「今日は普通のゲーム。任務遂行といった感じ」
今季はAFCチャンピオンズリーグでもベスト4となった強豪にとって、下部リーグからの勝利は確かに「普通」のこと。カテゴリー分けの意味を率直に考えれば、J2のチームですら圧倒しなければ、J1の意味はない。だが、その常識が通用しないのがサッカーであり、特に一発勝負のトーナメントの大会だ。
そこで名古屋の3回戦の相手・ホンダロックである。今季からJFLに参入した宮崎県代表チームはいわば『J3』にあたるリーグでも現在13位の小規模クラブだ。しかしながら、2回戦でJ2の東京Vに1-0で競り勝って3回戦に駒を進めてきた。ベーシックな布陣は3-4-3の攻撃的なものだが、東京Vとの一戦では徹底したカウンターで見事な勝利を挙げている。2回戦の試合後に廣池寿監督は名古屋戦でも同じことをすると明言しており、『弱者の兵法』で2度目のジャイアントキリングを狙ってくることは間違いない。
4日前の水曜日にACL決勝進出を逃した名古屋は主力の疲労がピークに達しており、2回戦同様にメンバーを入れ替えてくることが予想される。木曜日に行われた練習試合で実戦復帰を果たした山口慶や、得点を挙げた津田知宏、福島新太らがその候補。大きな失望を味わった直後の公式戦だけに、ショックを引きずることなくプレーできるかどうかがポイントとなるだろう。その意味では、ACL最後の試合でゴールマウスを任された長谷川徹や、サウジアラビア遠征に帯同するもピッチ外から仲間を見守った津田、福島らの奮起に期待したい。
試合は双方の2回戦同様に、カウンター狙いのホンダロックをポゼッションの名古屋が崩しにかかる展開となる。これは名古屋が最も苦手とする形である。得意のサイド攻撃を仕掛けようにも前線にスペースがなく、引いた相手を釣りだすミドルシュートの打ち手も少ない。ケネディや巻佑樹といった絶対的な空中戦の強さを持つ選手はいるが、そこに来ると分かっていればDFにも対応のしようがある。ベストメンバーならば細かいパスワークで局面を打開することもできるだろうが、この一戦でそれを臨むことは難しい。沖縄かりゆしFC戦の前半で苦戦を強いられたのは、この課題がクリアにできていないことが一因でもあった。
では、どうやって名古屋が有効的な攻撃を組み立てるか。鍵を握るのは、ボランチの攻撃参加である。自陣に11人が引いてしまえば、攻撃のスペースは減る。しかし、マークする選手が動けば組織には大小のズレが生じるもの。そのズレをゴールに近い位置で生じさせれば、決定機は自ずと増えてくる。サイド攻撃でサイドとゴール前のFWに注意を傾けている守備陣にとって、ボランチの飛び出しは一番見えにくい攻撃である。つなぐタイプの多い名古屋のボランチだが、この試合では彼らの得点に絡む動きを見たいところだ。
2試合連続で下部リーグとの対戦となった名古屋は、再び「任務遂行」となるか。2戦連続アップセットを狙うホンダロックの勢いは侮れないが、ホーム瑞穂で無様な姿は見せられない。『J3』の挑戦を余裕で退けるような、J1の貫禄を見せられるか注目だ。
以上
2009.10.30 Reported by 今井雄一朗
今日の試合
清水 - C大阪 - 13:00 長崎 - 岡山 - 13:00 名古屋 - G大阪 - 14:00 福岡 - 京都 - 14:00 FC東京 - 千葉 - 15:00 広島 - 神戸 - 15:00 鹿島 - 水戸 - 16:00 町田 - 横浜FM - 16:00 川崎F - 東京V - 17:00 柏 - 浦和 - 19:00 八戸 - 湘南 - 14:00 仙台 - 栃木SC - 14:00 山形 - 群馬 - 14:00 栃木C - 横浜FC - 14:00 札幌 - 長野 - 14:00 大宮 - いわき - 14:00 甲府 - 磐田 - 14:00 藤枝 - 福島 - 14:00 新潟 - 徳島 - 14:00 富山 - 讃岐 - 14:00 奈良 - FC大阪 - 14:00 今治 - 高知 - 14:00 金沢 - 愛媛 - 14:00 滋賀 - 山口 - 14:00 北九州 - 熊本 - 14:00 鳥栖 - 鳥取 - 14:00 宮崎 - 琉球 - 14:00 鹿児島 - 大分 - 14:00 秋田 - 相模原 - 15:00 岐阜 - 松本 - 19:00






































