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【J1:第13節 磐田 vs 大宮】プレビュー:磐田は日本代表にまつわる3選手に注目。東不在の大宮は昨季一撃必殺のFKを決めた金久保が切り札か!?(12.05.26)

5月23日。キリンチャレンジカップ2012・アゼルバイジャン代表戦が静岡・エコパスタジアムで開催された。国内外から日本を代表する面々が一堂に集まる一戦とあり、スタジアムには平日のナイトゲームながら3万人を超えるサポーターが詰めかけ、熱狂している。

この国際親善試合に磐田より選出されたのは前田遼一、駒野友一の2選手。一方、4月下旬の日本代表候補合宿に初選出された山田大記はメンバー入りが叶わず、日本代表という点だけで見ればチーム内で明暗が分かれることになった。代表戦の直後の今節、みどころは多くあるが、やはり日本代表に絡む磐田の3選手のプレーに注目だ。

先のアゼルバイジャン戦において磐田勢で唯一ピッチに立ったのは前田遼一。先発した森本貴幸の負傷退場により前半途中から急遽出番が回ってくることになり、50分間ほどの出場機会を得ることになったが、あと一歩というチャンスもありながらゴールを決めることはできず。シュートも0本に終わった。今節・大宮戦へ向けた前日調整を終えると「この試合でリーグは中断期間に入るので絶対に勝って終わりたい」と表情を引き締めた上で、「(代表戦は)点を取ることを意識してピッチに入りましたが、それができず悔しかった。その気持ちを明日ぶつけたい」と心境を語っている。

この試合では出番がなく、ベンチから戦況を見つめることになった駒野友一はすぐさま気持ちを切り替えている。「しょうがないかなと。すぐにJリーグがあるので、そこでいい状態でプレーできるようしっかり準備していきたい」(同選手)。大宮戦前日の調整(冒頭のみ報道陣に公開)ではチームメイトより一足早くピッチに姿を現し、スタッフ陣とパスゲームを楽しむなどリラックスした表情も見せていた。

森下仁志監督は両選手について「力があるからこそ最終予選のメンバーにも入っているし、どんな状況でもコンスタントに能力を発揮できる選手」と話していたが、指揮官の言葉の通り、タフなスケジュールを苦にする選手たちではない。今節も疲労とは無縁のプレーでチームを牽引することになるだろう。

一方、地元・静岡で開催された国際親善試合に臨む日本代表メンバーから外れ、「もっともっと上に行きたい」とさらに強い向上心を持ったのは山田大記。同じ大学リーグでプレーしていたF東京・高橋秀人が代表に残ったこともポジティブな刺激になっているという。「同じタイミングで代表に入ったヒデ(高橋秀人)さんは残っていますし、やはりそういったところでも悔しさはあります。その気持ちをピッチにぶつけたい」(同選手)。

ゲームキャプテンを務めるプロ2年目の今季、ここまでリーグ戦だけで5得点。とりわけ第7節・横浜FM戦(4月21日)のスーパーゴールはいまだ多くのサポーターの脳裏に鮮明に刻まれていることだろう。さらにヤマザキナビスコカップでは4試合で3得点。この3ゴールはいずれも途中出場からマークしている点も見逃せない。ルーキーイヤーの昨季も大きなインパクトを残したが、今季はそこからさらに一皮むけた感もある。森下監督はこの1か月で”招集”と”落選”を経験した同選手について、こう話していた。「やはりやってやろうと思っていると思うし、たくましくなっている。ここ数日で見ても研ぎ澄まされている感じがある」(同監督)。

無論、日本代表へ向けた“アピール”のためだけにプレーしている選手などいない。ただ、自分自身の“その先”にあるものとして視野に入れている選手も少なくないはずだ。改めて説明する必要もなく、この3選手は磐田にとって欠かせない選手たちであり、今季ここまで高いパフォーマンスを見せているが、代表戦直後の一戦とあり、いつにも増して強い気持ちを背負ってピッチに上がることになるだろう。凄みすら感じさせる彼らの“思い”はよりダイレクトにピッチ上で表現されるはずだ。

なお、磐田は累積警告による出場停止でセンターバックのチョ ビョングク、U-23日本代表メンバーとしてトゥーロン国際大会に参加しているボランチの山本康裕を欠くことになるが、「誰が出てもチームのために全力でやる姿勢に変わりはない」と森下監督。菅沼駿哉やロドリゴ ソウトら出番に飢えた選手たちの働きにも注目である。

対する大宮もトゥーロン国際大会でチームを離れている東慶悟を欠くことになる。攻撃のキーマンの欠場で前節・川崎F戦から先発メンバーを入れ替えることになるが、先発候補の一人となるのは金久保順。昨季リーグ戦で磐田に2戦2勝と強さを見せた大宮だが、とりわけアウェイゲームを制した第17節は劇的な幕切れだった。後半アディショナルタイムに得た直接FKを直前に投入されたばかりの金久保順が右足で直接叩き込み、決勝点をマーク。一撃でヤマハスタジアムを沈黙させたMFはいいイメージを持ってこのアウェイゲームに臨むことだろう。もちろん前線で多彩なプレーを見せるラファエルも一発で試合を決める力を持った選手である。ボランチ、最終ラインが前節と異なる面々となる磐田の隙を突き、リーグ3試合ぶりの白星を狙う。

以上

2012.05.25 Reported by 南間健治
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