激戦必至の関西ダービーが、天皇杯3回戦で早くも実現する。J1で5位と上位につけているC大阪と、J2で首位に立ち、1年でのJ1復帰に向けてラストスパート中の神戸。カテゴリーは違えど、互いに好調なシーズンを送るなかで、一発勝負、悲願の初タイトル獲得を目指す戦いに、両者が臨む。
過去の天皇杯で、C大阪と神戸は、これまで2度、いずれも準々決勝で対戦し、1勝1敗の五分。2000年度の第80回大会では、神戸がC大阪にPK戦の末に勝利(2-2、PK4-3)。03年度の第83回大会では、C大阪が神戸を3-2で下している。この2試合のカップ戦だけをみれば、得点の取り合いとなっているが、今回はどうなるだろうか。
ちなみに、リーグ戦での通算成績も、10勝2分け10敗と、まったくの五分(ヤマザキナビスコカップでは対戦なし)。11年から12年最初の対戦にかけては、神戸が得意の堅守速攻をいかしてC大阪に3連勝していたが、昨シーズン2度目の対戦となったJ1第27節では、神戸が2点を先行するも、逆にC大阪が途中で数的不利になりながら3点を奪い返し、桜色のチームが逆転勝利。この試合で順位が入れ替わった両者は、C大阪がJ1残留、神戸がJ2への降格と、シーズンでも対照的な結果になっている。直近のリベンジという意識では、J2チームとして、J1のC大阪にアップセットを目論む神戸のほうが、高いモチベーションを持っていることは間違いない。
ただし、J1唯一の関西勢として戦っていたC大阪にとって、今回は今季初の関西ダービー。「ダービーなので、そこは負けたくない」(山下達也)、「絶対に勝たないといけないゲーム」(エジノ)と選手たちも言うように、同じ関西クラブとしてライバル意識は強い。そのなかで、この一戦では、柿谷曜一朗、山口螢の日本代表コンビを欠くだけでなく、U-18日本代表の南野拓実も不在。攻守の要となる3選手がいないなかでの戦いを強いられる。それでも、「代表組が抜けて負けたとは言われたくない」(扇原貴宏)、「3人いないなかで戦わないといけないが、しっかり自分が引っ張っていく感じでいきたい。いる選手でやるしかない」(杉本健勇)と、現状を受け入れ、このメンバーでの勝利に、C大阪全体の意気込みも、かなり高いものがある。
それに対して、神戸も、もちろん気持ちでは負けていない。「勝負にこだわってやりたい。昨年、すごくホームで悔しい形で逆転負けをして、それが降格につながったと思うので」というのは、神戸の若きエース、小川慶治朗。「(昨年から)成長した姿を見せられたらいいなと思う」と述べるクラブ生え抜きのスピードスターは、「J1相手に、勝てば、自信になるので。なんにせよ、自分たちも楽しんで思い切りやること。そういう心を忘れず、勝たないといけないし、プレッシャーのなか、思い切りやることを心がけたい」と、この一戦への楽しみを試合前から膨らませている。また、「今年僕らがACLに行けるチャンスはもちろん天皇杯だけだし、狙っていきたい。別に相手がどうというのは関係ない。自分たちがいいサッカーをできれば、J1と自分たちとは差がないと思う」と語るのは、相馬崇人。クリムゾンレッドも、本気で、2011年度のFC東京以来となるJ2クラブのカップウイナーを目指している。だからこそ、ライバルには絶対に負けられない。
杉本と岩波拓也の将来を嘱望されたFWとDFの競り合いや、丸橋祐介と小川という、両クラブの特色を象徴する2人の対決、さらには扇原と森岡亮太という、若き司令塔同士の攻防など、それぞれのマッチアップも楽しみな試合。ただ、最後はキンチョウスタジアムに集うサポーター同士の応援合戦というところでも、試合の行方を左右するかもしれない。ピッチに近く、臨場感あふれるこの場所が、ホームチームである桜色に包まれるのか。それとも、クリムゾンレッドに染め上げられるのか。ちなみに、キンチョウスタジアムでは神戸がC大阪に2戦2勝と相性がいいが、今季、C大阪はこの聖地で公式戦8勝1分け1敗と、圧倒的な数字を残している。「キンチョウでできるのはデカイ。サポーターもたくさん来てくれると思うので、いい雰囲気をいつも作ってくれますし、そのなかでやれるのは本当に心強い」(扇原)と、桜色のイレブンも、このホームアドバンテージを歓迎。果たして、4回戦に勝ち上がっていけるのは、「リーグ戦と一緒で、僕らは前からプレスに行きますし、攻撃的なサッカーをしないといけない」(山下)と、本来の「レヴィーセレッソ」のサッカーで臨むC大阪か。それとも、「守備のところをもう1回みんなで意識して思い出すことと、今までJ2でやってきた攻撃のところを試していく。その両方が出ればいい」という安達亮監督率いる神戸か。テレビ中継がないなか、この白熱の好ゲームの予感が漂うダービーマッチは、キンチョウスタジアムで、生で見るしかない。
以上
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現在(12日13:43時点)の状況は、C大阪 34,888票 vs 17,090票 神戸
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2013.10.12 Reported by 前田敏勝
今日の試合
横浜FM 1(4) 鹿島 1(5) PK戦終了 清水 1(4) 福岡 1(3) PK戦終了 神戸 0 岡山 3 試合終了 FC東京 2 東京V 1 試合終了 G大阪 0 広島 1 試合終了 柏 1 川崎F 0 試合終了 名古屋 3 京都 0 試合終了 千葉 0 町田 2 試合終了 金沢 1(3) 新潟 1(2) PK戦終了 八戸 1(4) 仙台 1(5) PK戦終了 山形 2 相模原 3 試合終了 栃木SC 0(4) 秋田 0(3) PK戦終了 湘南 0 横浜FC 1 試合終了 福島 4 磐田 2 試合終了 松本 0(1) 藤枝 0(4) PK戦終了 讃岐 0 高知 3 試合終了 徳島 1 奈良 2 試合終了 滋賀 1 鹿児島 0 試合終了 鳥取 1(5) 北九州 1(4) PK戦終了 熊本 0 琉球 1 試合終了 大分 0 鳥栖 1 試合終了 愛媛 0 富山 2 試合終了






































