ＪリーグYBCルヴァンカップは、2日に準々決勝の4試合が行われる。負けたら終わりの一発勝負の戦いを制し、4強へと駒を進めるのは果たしてのどチームか。
連覇を狙う川崎Ｆはアウェイで神戸と対戦。グループステージを2勝1分で勝ち上がったチームは、3試合で10得点を奪っている。リーグ戦でも示される攻撃力はこの大会でも健在。得点ランクのトップに立つ三笘 薫がキープレーヤーとなりそうだ。
一方、ＡＣＬに参戦する神戸は、この試合が今大会の初陣となる。直近のリーグ戦では3戦負けなしと調子を上げており、いい流れでこの一戦に臨めそうだ。過酷な連戦下で、メンバーの入れ替わりも考えられるが、これまで出番の少ない若手にとっては絶好のアピールの場となる。両者は8月26日のリーグ戦で対戦したばかり。その試合では2-2の引き分けに終わったが、果たして今回はいかなる結末が待ち受けるのか。
前回準優勝の札幌は、ホームで横浜FMと対戦。グループステージは2勝1分で勝ち上がったが、リーグ戦では苦戦が続く。6試合勝ちがなく、この間には横浜FMに完敗を喫した試合も含まれる。大量失点が続くなか、守備陣の奮起が求められてきそうだ。一方の横浜FMは、リーグ戦で調子を上げている。ここ4試合で14得点を記録する攻撃力は、まさに圧巻。大会が異なり、メンバーの変更も予想されるが、この勢いを保ち、攻撃スタイルを貫くはずだ。
Ｃ大阪はホームで柏と対戦。グループステージを3連勝で突破したチームは、3試合でわずか1失点と、堅守が光る。リーグ戦と同様に、守りを軸とした戦いは変わらないだろう。後はいかに点を奪えるか。西川 潤ら若手のパフォーマンスに注目が集まる。対する柏もグループステージで3連勝。粘り強い戦いで、勝利を積み重ねた。守備陣に怪我人が続出する苦しい状況だが、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところ。リーグ戦では出場機会が限られる呉屋 大翔ら攻撃陣の出来も大きなカギを握りそうだ。
FC東京vs名古屋は、リーグ戦でも好調を維持する同士の対戦に。ともに安定した守備と素早い攻撃を備えており、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。連戦下でメンバーが読めない状況だが、両チームともに質の高いタレントが揃う。8月15日に行われたリーグ戦ではFC東京が1-0と勝利したが、両者の力は拮抗するだけに、最後まで見逃せない一戦となることは間違いない。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs横浜FM
Ｃ大阪vs柏
神戸vs川崎Ｆ
FC東京vs名古屋
