ＪリーグYBCルヴァンカップは、5日、6日にプレーオフステージ第1戦の3試合、第2戦の1試合が行われる。
連覇を狙うFC東京は、ホームに湘南を迎える。グループステージを無敗で首位通過したチームだが、リーグ戦での調子は下降気味。小川 諒也と田川 亨介を代表活動で欠くなか、代わってピッチに立つ選手が意地を見せられるか。対する湘南もグループステージでは負けなし。もっとも5引き分けと勝ち切れない試合が目立った。堅い守りが際立つ一方、課題は得点力。アウェイでの第1戦は、慎重に試合を進めていくことになるだろう。
札幌はホームで横浜FMと対戦。グループステージでは鹿島に次いで2位。得点力を示したものの、失点も目に付いた。横浜FMには今季のリーグ戦で1-3と敗れている。マンツーマン対応で相手のパスワークを封じ、良い形で攻撃へとつなげていきたい。横浜FMはグループステージの6試合で17得点と驚異的な攻撃力を見せつけた。今大会で躍動するルーキーの樺山 諒乃介が注目選手となる。
神戸はホームに浦和を迎える。グループステージでは最終節で徳島に快勝を収め、突破を決めている。その試合で2ゴールを奪ったアユブ マシカが今回も輝きを放てるか。一方の浦和も最終節の横浜FC戦に勝利し、逆転で突破を決めている。神戸とは5月22日のリーグ戦で対戦したばかり。その試合では2-0と勝利した。結果を出した田中 達也とキャスパー ユンカーが、再び相手に脅威を与える存在となれるか。
6日には鹿島と清水のプレーオフステージ第2戦も開催される。2日に行われた第1戦では、アウェイの鹿島がルーキーの林 尚輝のゴールを守り抜き、1-0で勝利した。第2戦では引き分けでも勝ち上がれるが、ホームゲームとなるだけに、アグレッシブな戦いを保つだろう。もちろん逆転勝利が必要な清水としても、リスクを負った戦いを展開するはずだ。まずは早い段階で追いつくことがこの試合の重要テーマとなる。得点源のチアゴ サンタナにかかる期待は大きい。
■各試合の見どころをチェック
第1戦）
FC東京vs湘南
札幌vs横浜FM
神戸vs浦和
第2戦）
鹿島vs清水
