テゲバジャーロ宮崎は21日、FW工藤 壮人選手が同日の14時50分に逝去したことを発表しました。
工藤選手は水頭症の診断を受け、11日に手術を行いましたが、容態が悪化し、17日からICUで治療に専念していました。
工藤選手は2009年に柏レイソルでプロデビューし、2011年のＪ１リーグ優勝に貢献。2013年にはＪリーグカップでMVPに輝く活躍を見せ、日本代表にも選出されています。
その後、バンクーバー・ホワイトキャップス（アメリカ）でプレーした後、2017年からはサンフレッチェ広島に在籍。レノファ山口ＦＣ、ブリスベン・ロアーFC（オーストラリア）でのプレーを経て、今季よりテゲバジャーロ宮崎に在籍していました。
宮崎の二村 恵太代表取締役社長は、次のようにコメントを発表しています。
「私たちの大切な仲間である工藤壮人 が息を引き取りました。工藤選手を応援するサポーターや関係各所の皆様から、多くの励ましのメッセージをいただいたこと、クラブを代表し、御礼申し上げます。工藤選手はJ1で活躍し、日本代表にも選ばれるなど、非常に実績がある選手です。それにも関わらず、驕りなどは一切なく、自分のことだけでなくチームメート、クラブ、そしてサポーターのことを大切にする素晴らしい姿勢の持ち主でした。クラブスローガン「真摯」をまさに体現してくれる存在でした。
そのような選手のあまりにも早い逝去は、無念で残念でなりません。選手、スタッフ、クラブ一同はまだ気持ちの整理ができない状況もございますが、工藤選手が宮崎に、クラブに残してくれたものを大切に引き継ぎ、精進して参りたいと思います。そして、工藤選手が信頼してくれたクラブをより良いクラブにすることで、少しでも恩返しして参りたいと思っております。工藤選手、テゲバジャーロ宮崎に来てくれて、力になってくれて、本当にありがとうございました」
