明治安田生命Ｊ１リーグは3月31日と4月1日に第6節の9試合が行われる。日本代表の活動があったため、2週間ぶりの開催となる今節の注目は、京都vs神戸だろう。ともに好調を維持するだけに、白熱の一戦が期待できる。
ホームの京都は前節、横浜FCを下し3連勝を達成。3試合で8得点と攻撃が機能する。パトリックと木下 康介の強力な前線コンビが、今節も重要な役割を担うだろう。対する神戸は鳥栖に競り勝ち、首位をキープした。決勝点を決めたルーキーの泉 柊椰が再び輝きを放てるか。
2位の名古屋はアウェイで新潟と対戦。前節はFC東京とスコアレスドローに終わった。ここまでわずか1失点の堅守を誇る一方、課題は得点力。今季まだゴールのないマテウス カストロの爆発が待たれる。対する新潟は前節浦和に競り負け、今季初黒星を喫した。それでも先週末に行われたルヴァンカップでは鹿島に勝利。好調を維持する太田 修介と伊藤 涼太郎のアタッカー陣に、今節もかかる期待は大きい。
3位の横浜FMはＣ大阪の本拠地に乗り込む。前節は鹿島に2-1で競り勝った。日本代表でも結果を出した西村 拓真のパフォーマンスに注目が集まる。Ｃ大阪は前節、川崎Ｆとスコアレスドローに終わった。チャンスを作りながらも決めきれなかった攻撃陣の奮起が求められる。
4位に浮上した福岡は、アウェイで横浜FCと対戦。前節は湘南に2-1で競り勝った。終了間際の2ゴールで逆転勝利に導いた山岸 祐也が今節も結果を残せるか。横浜FCは前節京都に敗れ、3連敗。開幕5戦未勝利と苦しい戦いが続いている。エースの小川 航基が結果を残す一方で、課題は5試合で13失点を喫する守備面。このポイントの修正が復調のカギとなるだろう。
3連勝と勢いに乗る浦和は、柏とのアウェイゲームに挑む。前節は酒井 宏樹と明本 考浩のゴールで新潟に逆転勝ち。古巣対戦となる酒井のパフォーマンスに注目が集まる。柏は前節広島に敗れ、3連敗。開幕から未勝利が続いている。3連敗はいずれも完封負けと決定力不足に苦しむ。先週のルヴァンカップで2ゴールを挙げたフロートがリーグ戦でも結果を残せるか。
鹿島はホームに広島を迎える。前節は横浜FMに敗れ、2試合勝利なし。ルヴァンカップでも新潟に敗れるなど、調子を落としつつある。今節はディエゴ ピトゥカが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。一方の広島は柏に競り勝ち、2連勝と状態を上げている。DFながら早くも2ゴールを決めている塩谷 司のパフォーマンスに注目だ。
札幌はホームで川崎Ｆと対戦。前節はＧ大阪と引き分けたものの、3試合連続複数得点と攻撃に勢いが生まれている。ともに2試合連続ゴール中の小林 祐希と小柏 剛が今節も力強くチームを牽引するはずだ。川崎ＦはＣ大阪と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。2試合連続無得点と決定力不足に陥るなか、怪我から復帰した小林 悠が救世主となれるか。
鳥栖はホームにFC東京を迎える。前節は神戸に敗れ、2連敗となった。得点力不足に苦しむなか、小野 裕二ら攻撃陣が意地を見せたいところだ。対するFC東京は前節、名古屋とスコアレスドローに終わった。それでも先週のルヴァンカップでは京都に5-0と大勝。その試合でゴールを奪った18歳の熊田 直紀が注目選手となる。
湘南はホームでＧ大阪と対戦。前節は福岡に敗れ、2連敗となった。4試合勝利から遠ざかるなか、古巣対戦となる小野瀬 康介がチームに勢いをもたらせるか。対するＧ大阪は札幌と引き分け、開幕5試合勝利なし。ポセッションスタイルを標榜するものの、失点が減らない状況にある。このポイントをどう修正していくのか。ダニエル ポヤトス監督の手腕に注目だ。
■各試合の見どころをチェック
柏vs浦和
横浜FCvs福岡
新潟vs名古屋
京都vs神戸
鹿島vs広島
湘南vsＧ大阪
鳥栖vsFC東京
Ｃ大阪vs横浜FM
札幌vs川崎Ｆ
