明治安田Ｊ２リーグは23日と24日に27節の10試合が開催される。
首位の水戸はアウェイで鳥栖と対戦する。前節は磐田に敗れ、連勝はならなかった。渡邉 新太が2試合連続ゴールと再び調子を上げてきただけに、今季最多に並ぶ3失点を喫した守備の修正がテーマとなるだろう。対する鳥栖は長崎に競り負け、こちらも連勝はならず。前回対戦で敗れた相手にリベンジを果たし、プレーオフ出場圏内への返り咲きを狙う。
2位の千葉は6位の仙台の本拠地に乗り込む。前節は徳島を下し、2連勝と調子を上げている。今節は得点源のカルリーニョス ジュニオが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。仙台は山口と引き分け、5試合勝利がない。14節以来のゴールを決めた荒木 駿太がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
3位に浮上した長崎はホームに山口を迎える。前節は鳥栖を下し、2連勝。8戦負けなしと安定した戦いを続けている。2試合連続で2ゴールを記録するマテウス ジェズスに今節もかかる期待は大きい。山口は仙台と引き分け、10試合勝利から遠ざかる。加入後初ゴールを決めたアレフ フィルミーノが苦しむチームを救うパフォーマンスを示せるか。
4位の大宮はホームで熊本と対戦。前節は愛媛を3-0で撃破した。前節ゴールを奪い、前回対戦でもともに得点を決めている泉 柊椰とカプリーニに再び期待がかかる。熊本は藤枝に2-1で競り勝った。今節は最終ラインを支える大西 遼太郎が出場停止となるなか、前回対戦で4失点を喫した相手にリベンジを果たせるか。
5位の徳島はホームに山形を迎える。前節は千葉に敗れ、3連勝はならなかった。17本ものシュートを放ちながら無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。山形はいわきを1-0で撃破した。途中出場から値千金の決勝点を挙げた高橋 潤哉が再び大仕事をやってのけるか。
磐田はホームで富山と対戦。前節は首位の水戸を下し、連敗を2で食い止めている。加入後初ゴールを挙げたグスタボ シルバが今節も結果を残せるか。富山は今治に敗れ、4試合勝利がない。前回対戦で快勝を収めた相手を再び撃破し、好転のきっかけを見出したい。
秋田はホームに今治を迎える。前節は札幌に勝利し、4戦負けなしとした。ともにゴールを決めた鈴木 翔大と梶谷 政仁の2トップが今節も重要な役割を担うだろう。今治は富山に競り勝ち、4連勝と勢いに乗っている。今節はその試合で退場となったヴィニシウス ディニスが出場停止となるなか、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。
甲府vs札幌は10位と11位の対戦となる。甲府は前節、大分に快勝を収め、2連勝とした。過去対戦では7試合連続で負けがない（5勝2分）相性の良い相手に勝利を収め、プレーオフ出場圏内へと迫りたい。札幌は秋田に敗れ、2連敗。柴田 慎吾監督の初陣を白星で飾れなかった。シュート数、ボール支配率ともに大きく上回りながらも無得点に終わっただけに、ゴール前での質向上が求められるだろう。
いわきはホームで大分と対戦する。前節は山形に敗れ、5試合ぶりに黒星を喫した。終盤の失点で敗れただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。大分は甲府に敗れ、9試合勝利なし。今節を前に片野坂 知宏監督が解任となり、竹中 穣新監督の下でリスタートを切る。新たな指揮官は16位に低迷するチームをいかに立て直していくのか。その手腕に注目だ。
藤枝はホームに愛媛を迎える。前節は熊本に敗れ、4試合勝利がない。浅倉 廉が好調を維持するなか、他の攻撃陣も目に見える結果を残したい。愛媛は大宮に敗れ、5連敗となった。4試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が何より求められる。
■各試合の見どころをチェック
秋田vs今治
いわきvs大分
甲府vs札幌
大宮vs熊本
藤枝vs愛媛
徳島vs山形
鳥栖vs水戸
磐田vs富山
長崎vs山口
仙台vs千葉
