2025年9月15日(月) 16:30
アジアの頂点をかけた戦いがスタート。悲願の優勝を目指す神戸は敵地で中国王者に挑む【プレビュー:ACLE リーグステージMD1】
アジアの頂点をかけた戦いが16日に火ぶたを切る。日本からは昨季のJ1リーグを制した神戸、2位の広島、3位の町田の3チームが参戦する。
昨季もこの大会に出場した神戸はリーグステージの第1節で上海海港(中国)とのアウェイゲームに臨む。前回大会ではラウンド16で敗れており、悲願のアジア制覇に向けてこの初戦を確実にモノにしたいところ。先週末のリーグ戦では柏と引き分けたが、4戦負けなしと状態は悪くない。堅い守りを実現するだけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。
対する上海海港は昨季のリーグ戦を制し、2大会連続でACLEの舞台に名乗りを上げてきた。今季のリーグ戦でも2位につけている。
このチームに神戸は前回大会のリーグステージでも対戦し、武藤 嘉紀のゴールなどで4-0と快勝を収めている。また横浜FMがラウンド16で対戦し、2戦合計5-1で撃破した相手でもある。質の高いブラジル人ストライカーを擁すものの、神戸とすれば強度の高い守備を保ち、素早い攻撃で相手ゴールに迫りたい。
昨季はACL2に出場した広島だが、2025-26シーズンはACLEの戦いに挑む。初陣はアウェイでメルボルン・シティ(オーストラリア)と対戦する。先週末のリーグ戦では首位の京都と引き分けたものの、3戦負けなしとし優勝争いに踏み止まっている。リーグ屈指の堅守を実現する一方で、得点力に課題を抱えている。木下 康介ら攻撃陣の奮起が求められるところだ。
対戦相手のメルボルン・シティは昨季の国内リーグで2位となったが、優勝したオークランドFCにACLEの出場資格がないために今大会への出場を決めている。オーストラリアは新シーズンの開幕前で、この試合が今季の初陣となる。
チームを指揮するのは、かつて広島に在籍したアウレリオ ヴィドマー監督だ。また今夏に福岡から移籍した金森 健志もプレーする。質の高いタレントが揃うチームを相手に広島はいかなる戦いを見せるのか。アウェイでの初戦を白星で飾りたい。
アジアの大会に初参戦する町田は、ホームにFCソウル(韓国)を迎える。先週末のリーグ戦では終了間際のミッチェル デュークのゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。3試合勝利から遠ざかるが、5位と上位をキープした。神戸、広島と同様に町田も強度の高さを売りとするだけに、そのポイントをいかにして保つかが勝利へのカギを握るだろう。
対するFCソウルは昨季の国内リーグで4位に終わったが、3位の金泉尚武FCに出場権利がないために繰り上げで出場する。元イングランド代表のジェシー リンガードら能力が高い選手が在籍するものの、今季のリーグ戦では7位と苦しんでいる。とりわけ失点の多さが目についており、町田はその隙を突いていきたいところ。2023年までFCソウルに所属したナ サンホが古巣相手に結果を残せるか。そのパフォーマンスに注目だ。
■各試合の見どころをチェック
メルボルン・シティvs広島
町田vsFCソウル
上海海港vs神戸




































