AFCチャンピオンズリーグエリートは9月30日と10月1日にリーグステージの第2節が行われる。
初戦のメルボルン・シティ(オーストラリア)戦を2-0でモノにした広島は、ホームに上海海港(中国)を迎える。メルボルン・C戦ではアウェイながらアグレッシブな戦いを貫き、マルコス ジュニオールと中島 洋太朗のゴールで快勝した。先週末のリーグ戦でも福岡を下し、状態は悪くない。福岡相手にゴールを決めた田中 聡がこの試合でも攻守両面で重要な役割を担うだろう。
対する上海海港は初戦で神戸に0-3と完敗を喫した。守りに課題を抱える一方、かつて浦和に在籍したレオナルドら攻撃陣に強力なタレントが揃う。広島とすればリーグ最少失点を記録する堅守を保ち、相手の背後を素早く突く攻撃に勝機を見出したい。

町田はアウェイでジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦する。FCソウル(韓国)との初戦は1-1の引き分けに終わったが、終盤に望月 ヘンリー海輝のゴールで追いつく粘りを披露した。直近のリーグ戦でも土壇場に昌子 源が決勝ゴールを叩き込み、岡山を撃破した。その勝負強さをこの大会にも持ち込み、アジアでの初勝利を狙う。
対戦相手のジョホールは国内リーグ11連覇中のマレーシア最強クラブだ。8月に開幕した新シーズンも開幕6連勝を達成。6試合で26得点・3失点と圧倒的な強さを示している。ACLEの初戦では1-2でブリーラム・ユナイテッド(タイ)に敗れているが、シュート数、ボール支配率はともに相手を上回った。また前回大会ではリーグステージで3位となりラウンド16に駒を進めている。ホームで強さを発揮するチームでもあるだけに、町田としては慎重に試合に入り、球際の勝負で上回りながら流れを掴んでいきたい。
神戸はホームにメルボルン・シティを迎える。初戦では上海海港に快勝を収め、悲願のアジア制覇に向けて好スタートを切っている。大迫 勇也、エリキ、宮代 大聖の3トップがいずれもゴールを奪う理想的な勝ち方を実現。先週末のリーグ戦では終了間際の劇的ゴールで、清水に逆転勝利を収めている。終盤に示される底力はまさに驚異的だ。
良い流れで迎える今節の相手は初戦で広島に0-2で敗れている。もっとも新シーズン初戦の試合だっただけに、そこからギアを上げてくる可能性が高い。連敗を避けるべく、10番を背負う金森 健志を中心にアグレッシブな戦いを見せるだろう。迎え撃つ神戸は守備の安定感が備わるだけに、前節に続いてエースの爆発が求められる。
■各試合の見どころをチェック
広島vs上海海港
ジョホール・ダルル・タクジムvs町田
神戸vsメルボルン・シティ




































