ＪリーグYBCルヴァンカップは8日に準決勝の第1戦が行われる。
2019年大会以来の優勝を目指す川崎Ｆは、ホームに柏を迎える。準々決勝では浦和を2戦合計4-3で撃破した。延長戦にもつれ込む死闘を制した勝負強さを、この試合でも示したいところ。驚異的なペースでゴールを量産する伊藤 達哉にかかる期待は大きい。
対する柏は横浜FMを2戦合計5-1で下し、ベスト4に駒を進めてきた。先週末のリーグ戦では横浜FMを下し、7戦負けなしと安定した戦いを続けている。今大会の得点ランクトップに立つ垣田 裕暉がこの大一番でも結果を残せるか。
両者は9月28日のリーグ戦で対戦したばかりで、その試合では激しい打ち合いの末に4-4の引き分けに終わっている。2月のリーグ戦でも1-1で引き分けており、力関係は拮抗している。今回も互いに譲らない戦いが予想されるなか、まずは初戦を制し、優位に立つのはどちらのチームか。
初の4強入りを果たした横浜FCはホームで広島と対戦する。準々決勝では2戦合計2-1で神戸に競り勝った。残留争いに苦しむリーグ戦でも粘り強い戦いを実現し、復調の気配を見せている。この試合でも守備陣の出来が大きなカギを握るだろう。
一方の広島は準々決勝の初戦を落としながら、第2戦でゴールラッシュを実現し、2戦合計6-4で湘南に逆転勝利を収めた。先週末のリーグ戦では終了間際の2ゴールで町田を下し、勢いに乗っている。守護神の大迫 敬介が日本代表の活動のために不在となるが、荒木 隼人らが形成する3バックの存在は心強く、自慢の堅守は崩れることはないだろう。
今季のリーグ戦では広島が2戦2勝と優位に立つが、横浜FCはホームで意地を見せたいところ。互いに堅い守りを備えるだけに、先制点を奪ったチームが勝利に大きく近づくことになりそうだ。
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川崎Ｆvs柏
横浜FCvs広島
