17年ぶりの復帰を目指す千葉か、5年ぶりの返り咲きを狙う徳島か。最後のＪ１行き切符を手にするのは、果たして？【プレビュー：Ｊ１昇格プレーオフ 決勝】

明治安田Ｊ１昇格プレーオフの決勝が13日に開催される。対戦カードはリーグ戦3位の千葉と4位の徳島となった。

17年ぶりのＪ１復帰を目指す千葉は今季、開幕6連勝と好スタートを切ると、7節の磐田戦では敗れたものの、その後も4連勝を達成するなど19節まで首位をキープした。ところが後半戦に入ると、20節から3連敗を喫して首位から陥落。その後も勝ち負けを繰り返す状況となったが、最終盤は6戦負けなしとし、自動昇格こそ逃したものの、3位を死守してプレーオフ進出を果たした。

先週行われた大宮との準決勝では3点のビハインドを負いながらも、そこから怒涛の反撃を披露。4ゴールを奪取し、圧巻の逆転劇で決勝に駒を進めてきた。カルリーニョス ジュニオ、鈴木 大輔ら経験豊富なタレントが揃う一方、大宮戦で同点ゴールを決めたのは17歳の姫野 誠だった。途中出場から流れを変えたこのワンダーボーイが、決勝の舞台でもキープレーヤーとなりそうだ。

対する徳島は今季、リーグ最少失点を誇る堅い守りを武器に粘り強く勝点を積み上げてきた。得点力に課題を抱え、勝ち切れない試合も目立ったが、シーズン終盤は3得点以上を3度記録するなど勢いが生まれ、最終節まで自動昇格の可能性を残した。

磐田と対戦した先週の準決勝では先手を奪われながらも82分にトニー アンデルソンのゴールで追いつき、1-1の引き分けで決勝進出を決めている。徳島らしい勝ち上がりだったが、リーグ戦の順位で下回る決勝では勝利が必要となる。殊勲の同点弾を決めたトニー アンデルソンと、今季チーム最多の14得点を記録したルーカス バルセロスの前線コンビが、チームをＪ１に導く結果を残せるか。

今季の両者の対戦成績は、千葉が1勝1分で優位に立っているが、重圧のかかるこの大一番では何が起こるかわからない。17年ぶりのＪ１復帰を目指す千葉か、5年ぶりの返り咲きを狙う徳島か。運命の一戦は13日の13時5分にフクダ電子アリーナでキックオフされる。

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千葉vs徳島