Jリーグは、JFA「プロサッカー選手の契約、登録および移籍に関する規則」に基づき、アマチュア選手が初めてプロ契約を締結する際に、プロ契約したクラブから12から21歳時に当該選手が在籍していた各クラブに対して支払われる、トレーニング補償金の金額の拡充を決定しました。また、これに合わせて、Jクラブのアカデミー間で登録変更(移籍)があった選手がプロ契約を締結する際に支払われる、アカデミー育成還元金制度を新設しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
トレーニング補償金制度について、現行制度では、例えば高校卒業後にJ1クラブと初めてプロ契約を締結した場合、16歳から18歳までに在籍していたチームに対して支払われる補償金は年間30万円にとどまり、育成への対価としては不十分な状況でありました。そこで、トレーニング補償金を従来の金額から2から3倍に増額することとしました。
また、アカデミー育成還元金については、中学年代からトップチーム昇格まで見据えて選手を育成してきたにもかかわらず、高校進学時に別のJクラブアカデミーへ移籍し、そのクラブでプロ契約を締結するケースがあります。この場合、中学年代に育成を担った元のJクラブに対する還元が十分ではない、という課題があったため、Jクラブのアカデミー間の登録変更に特化した制度を新設しました。
今回の改定は、選手育成に取り組むチーム・クラブに対する対価を引き上げることで、育成への投資を促進し、日本サッカー全体の育成環境をさらに充実させることを目指しています。
なお、本変更はいずれも2027年7月より施行を予定しており、Jリーグ理事会での方針決議を経て、JFA理事会にて正式決議されます。
1.トレーニング補償金(アマチュアからプロ)の金額の拡充
第3種以上のチームが受け取れるトレーニング補償金の金額全体を約2から3倍に増額する。
2027年7月1日より施行予定。
【高卒型】

【大卒型】

※トレーニング補償金の支払対象となる期間(上限年齢)を、FIFA(国際サッカー連盟)の国際基準に合わせる観点から「22歳」から「21歳」に変更。
2.Jリーグアカデミー育成還元金制度の新設
Jクラブアカデミーの第3種チーム(13から15歳在籍チーム)の在籍選手が、別のJクラブアカデミーの第2種(16から18歳在籍チーム)、第3種チームに登録変更をしたうえで、初めてJクラブでプロ契約を締結した場合、当該プロ契約締結クラブは、移籍元Jクラブへ、トレーニング補償金に加えて、Jリーグアカデミー育成還元金を支払う。
金額は、第3種チームでの在籍期間に応じてトレーニング補償金と同額とする。
2027年7月1日より施行予定。
(参考)1および2を踏まえたケース例
12歳にスポーツ少年団、13から15歳にクラブA(J2)のアカデミーに所属、16から18歳にクラブB(J1)のアカデミーに所属、19歳から22歳まで大学Cに所属し、その後クラブD(J1)とプロ契約を締結した場合、クラブDは次ページの金額を支払う。
所属歴とそれに対する「支払額」(単位:万円)

過去所属クラブの受け取り総額







































