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浦和が歓喜の2ndステージ優勝! 福岡と湘南の降格が決定【マンスリーレポート(10月):明治安田J1】

2016年11月2日(水) 14:02

浦和が歓喜の2ndステージ優勝! 福岡と湘南の降格が決定【マンスリーレポート(10月):明治安田J1】

浦和が歓喜の2ndステージ優勝! 福岡と湘南の降格が決定【マンスリーレポート(10月):明治安田J1】
10月を3連勝で駆け抜け、他の追随を許さなかった浦和。抜群の安定感でステージ優勝を果たした

終盤に力強さを見せつけた浦和が、1試合を残して見事に明治安田生命J1リーグ 2ndステージ優勝を果たした。

10月はG大阪、新潟、磐田と1stステージでは勝てなかったチームとの対戦となったが、これを3連勝。4ゴールを奪ったG大阪戦以外は苦しい戦いとなったものの、1点差をモノにする勝負強さを見せつけ、追いすがる川崎F、神戸を振り切った。浦和は15日にファイナルが行われたJリーグYBCルヴァンカップも制しており、まさに充実の10月となった。

ステージ優勝を逃した川崎Fだが、年間勝点1位の可能性を残す。いかなる決着を見るか
ステージ優勝を逃した川崎Fだが、年間勝点1位の可能性を残す。いかなる決着を見るか

2位につける川崎Fは第14節の神戸との上位対決に敗れたのが痛かった。ただし、その後、広島、鹿島と強豪クラブを打ち破り2連勝。ステージ優勝は逃したものの、年間勝点争いでは首位浦和との勝点差1を保ち、最終節で逆転できる状況を維持したのは、今季の川崎Fの強さを物語っている。

3位の神戸は川崎Fとの直接対決を制して一時は2位に浮上しながら、続く第15節で仙台に0-3と完敗を喫し、逆転優勝の可能性が潰えた。もっともレアンドロを中心とした攻撃の破壊力はリーグ屈指で、最後まで優勝争いに絡んだのはクラブにとって大きな財産となったはずだ。

こちらも優勝の可能性を残していたG大阪だったが、浦和との直接対決に敗れて失速。ルヴァンカップの決勝でも返り討ちにあい、第15節の横浜FM戦でも勝ち切れず。勢いに乗りつつあったなか、シーズン終盤の失速が悔やまれるところだ。

10月を3連勝し10戦無敗とした大宮。昇格1年目にして年間勝点で4位につけている
10月を3連勝し10戦無敗とした大宮。昇格1年目にして年間勝点で4位につけている

逆にここへきて勢いに乗っているのが大宮だ。10月の3試合を全勝。年間勝点順位で4位に浮上し、わずかに明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ(CS)への出場の可能性を残している。3位の鹿島と勝点差は3ながら得失点差が14も開いているため、現実的ではないが、昇格1年目にして上位争いに絡んだ事実は評価できる。最終節で4位の座を守れるか。大いに注目だ。

横浜FMは勝ち切れない試合が目立ち、上位陣を脅かせず。柏も1分2敗と終盤の失速は否めなかった。鳥栖は1勝1分1敗と五分の成績ながら、3試合で7失点と守備に不安定さが目立ち、波に乗れなかった。

前年王者の広島も大いに苦戦。FC東京、川崎Fに完封負けと決定力不足を露呈。第16節の福岡戦で4ゴールと爆発したが、2ndステージを通じて安定した戦いを実現できなかった。
深刻なのは1stステージを制した鹿島。10月は3戦全敗で2ndステージの順位は11位に転落。今月に控えるCSに向けて、不安の残る状況だ。最終節で修正を図り、良い状態でCSへとつなげられるか。

10月に好調だったのはFC東京と仙台。前者は広島、鹿島、仙台を撃破し3連勝を達成。後者はFC東京に敗れたものの2勝1敗と、シーズンの最後に帳尻を合わせた格好だ。

5年ぶりにJ1へ復帰した福岡だったが、最後まで光明を見出せず降格が決定した
5年ぶりにJ1へ復帰した福岡だったが、最後まで光明を見出せず降格が決定した

残留争いに目を向けると、2チームの降格が決まった。まず第14節で福岡が脱落すると、続く第15節で湘南の降格も決定。ともに2ndステージは2勝しか挙げられず、終盤戦でも立て直せなかった。とりわけ福岡は、10月は3連敗と最後までJ1の壁に苦しみ、わずか1年で、J2に戻ってしまうこととなった。

残り一枠となった降格チームは、最終節に決定することとなった。その可能性があるのは名古屋、新潟、甲府、磐田の4チーム。現在降格圏の16位に沈む名古屋は復調の兆しを見せていたものの、直近の2試合で勝利を得られなかったのが痛かった。新潟も2連敗中で、甲府は第16節に湘南に敗れ、自力で残留できるチャンスを逃した。磐田は2ndステージわずか1勝と大いに苦戦。10月も1分2敗と結果を出せなかった。泣いても笑っても残り1試合となった今季のJ1。死地からの生還を果たすのは、果たしてどのチームか。

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ結果(10月)

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