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鹿島、横浜FM、磐田の3チームが3戦全勝。監督交代の大宮は降格圏を抜け出す【マンスリーレポート(6月):明治安田J1】

2017年6月30日(金) 15:15

鹿島、横浜FM、磐田の3チームが3戦全勝。監督交代の大宮は降格圏を抜け出す【マンスリーレポート(6月):明治安田J1】

鹿島、横浜FM、磐田の3チームが3戦全勝。監督交代の大宮は降格圏を抜け出す【マンスリーレポート(6月):明治安田J1】
G大阪、浦和、FC東京と難敵を撃破し3連勝を収めた磐田。川又とアダイウトンの二人がチームを牽引している

明治安田生命J1リーグは、およそシーズンの半分となる第16節までを消化(鹿島、浦和、川崎F、G大阪の4チームは第13節の試合が7月5日に開催)。優勝争い、残留争いの構図が徐々に明確となっている。

6月は3試合が開催。柏は第15節に連勝記録が8でストップしたものの、続く第16節では札幌からきっちりと勝利を収め、首位の座をキープ。安定感は失われておらず、今後も優勝争いを牽引していくことが予想される。

6月は安定した守備に加え、9得点と攻撃陣が好調なC大阪。7月も勢いそのままに首位奪取なるか。
6月は安定した守備に加え、9得点と攻撃陣が好調なC大阪。7月も勢いそのままに首位奪取なるか。

2位のC大阪は安定した守備組織に加え、攻撃力も高まっている。6月の3試合で9得点。勢いは柏をも上回る。ただし、第16節の仙台戦で、清武 弘嗣が負傷。およそ2か月間の離脱を余儀なくされており、今後の戦いに不安を覗かせている。

6月の3試合で全勝を実現したのは、鹿島、横浜FM、磐田の3チーム。監督交代を決断した鹿島は、大岩 剛新監督のもとで3連勝。3試合で8得点・1失点と内容の伴う結果を残した。

横浜FMは堅守が際立ち、3試合をすべて完封勝利。エースの齋藤 学にいまだ得点が奪えていないのは気がかりながら、ウーゴ ヴィエイラら他の攻撃陣がしっかりと結果を残しているだけに、さらなる上位進出も十分に狙える。

磐田はG大阪、浦和、FC東京と難敵を次々に撃破。川又 堅碁とアダイウトンの前線が好調を維持しており、名波 浩監督の采配も冴えわたる。中村 俊輔の状態がさらに上がっていけば、優勝争いにも顔を出していく可能性は高まる。

G大阪は4位に踏み止まるも、6月は1勝1分1敗と足踏みを強いられた印象。第14節で磐田に0-3と完敗を喫したのが痛恨だった。個人に目を向ければ遠藤 保仁が第15節の神戸戦で、史上3人目となるJ1通算550試合出場を達成。健在ぶりを示している。

川崎F、FC東京も6月は勝点を思うように伸ばせなかったが、さらに苦戦を強いられたのは浦和だ。第14節の柏戦に0-1で敗れると、そこからまさかの3連敗。とりわけ第15節の磐田戦では4失点を喫したように、守備の不安定さが苦境を招いている。この課題をいかに修正していくかが、再浮上のためのテーマとなるだろう。

伊藤 彰新監督の下、復調の気配を見せている大宮。残留争いを演じる新潟、広島を下し、ついに降格圏から抜け出した。
伊藤 彰新監督の下、復調の気配を見せている大宮。残留争いを演じる新潟、広島を下し、ついに降格圏から抜け出した。

下位に目を向ければ、伊藤 彰新監督を迎えた大宮が、復調の気配を示している。初陣となった鳥栖戦こそ引き分けに終わったが、新潟、広島と残留争いのライバルを連破し、ついに降格圏から抜け出した。

その広島と新潟はともに6月は3連敗。いずれも大宮との直接対決に敗れたのは痛手だが、内容自体も芳しくなく、広島は3試合で1得点・7失点、新潟は1得点・8失点と攻守両面で光明を見出せていない。緊急補強を敢行するなど追い込まれた両チームは、果たして今後の巻き返しを実現できるだろうか。

大宮に抜かれ16位と降格圏に転落した札幌も、事態は深刻だ。5月から続く連敗はついに6試合を数えた。この苦境をいかに乗り切っていくのか。7月以降の戦いに注目したい。

なお6月は3人の海外移籍が発表された。鳥栖の鎌田 大地がフランクフルト(ドイツ)、G大阪の堂安 律がフローニンゲン(オランダ)広島の塩谷 司はアル・アイン(UAE)へとそれぞれ旅立っている。

明治安田生命J1リーグ結果(6月)

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