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2015明治安田生命Jリーグ 開幕特集

湘南湘南ベルマーレ

圧倒的な成績を経てJ1に臨む今季。「証明」のシーズンに

今季のみどころ

湘南は昨季、開幕14連勝や史上最速のJ1昇格、100を超える勝点に得失点差+61(総得点86・総失点25)など、記録的な成績でJ2優勝を果たした。2012年に曺貴裁監督が指揮を執って以降2度目、反町康治前監督時代を含めればクラブとして3度目のJ1昇格となった。

「継続と深化」というスローガンがまさしく示した通り、昨季の圧倒的な快進撃の背景には、曺監督の下、過去の昇降格で培った経験を踏まえ進めた確かな歩みがあった。たとえばポゼッション率だ。2012年にはJ2の平均を下回っていたそれが、昨季はJ2リーグで上位に位置するまでに伸びた。「以前は縦に速いカウンター中心の戦いで昇格しましたが、それだけではJ1で通用しないと選手は肌で感じたと思うし、自分もわかった」指揮官は言う。ボールを失うことなくゲームの主導権を握る戦いが攻守両面を補強し、得点と失点にも反映された。

常にJ1を意識した日々の中で、チームは着実に深化を遂げた。曺監督は今季に傾ける想いをこんなふうに語る。
「今季は二兎を追っていく。湘南スタイルで結果を残し、証明する年にしたい」
自信を持って謙虚に戦うと、指揮官は続ける。「我々はJ1を旅するのではなく、住民としてJ1に住もうと思っている。すべてにおいてレベルアップが必要です。選手たちにはメンタルも技術も戦術眼もトータルに成長できるように働きかけていきたい」。J1の舞台を通じ、スタイルをさらに深めながら勝点3を追い求めていく。深化の道のりに終わりはない。

以上

Reported by 隈元大吾

開幕時の予想布陣
開幕時の予想布陣

スリム化が図られた今季、12人の新加入選手を含む27人が黄緑と青のユニホームをまとう。「みんなサッカーがうまくなりたいという意欲が強く、トレーニングに対する姿勢が半端ない。俺がその気持ちに負けないようにしないといけない」指揮官が思わず細めた眼差しに映る彼らは、それぞれが得難い特長を有する、いずれ違わぬ精鋭揃いと言える。言い換えればレギュラーとサブの別は薄く、個々のコンディションやゲーム戦術、組み合わせによる化学反応を踏まえたメンバー選考がより多彩に発揮されそうだ。図は一例に過ぎない。

3人体制となったGKには、昨季フル出場した秋元陽太のほか、札幌からイ ホスンが加わり、リーグ戦初出場を期する梶川裕嗣とともに切磋琢磨する。
DFには、ビルドアップに優れ空中戦など守備にも秀でるアンドレ バイア、遠藤航と三竿雄斗のほか、古巣・浦和との開幕戦を楽しみにする坪井慶介をはじめ、球際たくましいキム ジョンピルや選手会長の島村毅、大学卒ルーキーの広瀬健太と岡﨑亮平も控える。

中盤ではキャプテンの永木亮太や菊地俊介、菊池大介、長期離脱から復帰の古林将太のほか、昨季尻上がりに走力を高めた藤田征也、DFなどプレーの幅を広げた石川俊輝、初ゴールを目指す白井康介、ビルドアップやキックが目を引く武田英二郎と可児壮隆も加わった。
組み合わせの妙が楽しみなFWには、2年ぶりに復帰した高山薫や決定機を彩る大竹洋平、昨季14ゴールで今季も得点力が期待される岡田翔平、経験豊富な藤田祥史に気持ちがみなぎるアリソン、長期離脱から復帰した大槻周平、そして攻撃にアクセントをもたらす山田直輝の開幕戦に対する想いもまた坪井同様ひとしおに違いない。

豊富な個性がさまざまなバリエーションを予感させる。1シーズンを駆け抜けるには総力が欠かせない。

以上

Reported by 隈元大吾

※予想スタメンは2月10日時点のものです。

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