札幌は前節、アウェイでG大阪と対戦して2-2で引き分け。立ち上がりにゴール前の混戦から小林 祐希が蹴り込んで幸先よく先制すると、32分には相手のミスをカウンターへつなげ、俊足を生かして飛び出した小柏 剛が冷静に蹴り込んで2点差に。これで試合の流れを完全に引き寄せたが、後半に入ると一転、選手交代で圧力を掛けたG大阪に押し込まれ、59分、61分と立て続けに失点を喫する。逆転されても不思議ではない展開となったが、アウェイで貴重な勝点1を獲得したと前向きに見るべきか。
そして25日にはJリーグYBCルヴァンカップAグループ第2節・磐田戦をアウェイで戦い、3-2で勝利。後半に田中 駿汰、金子 拓郎の得点で先行し、一度は同点とされたが、終了間際にミラン トゥチッチが流し込み、これが決勝点となった。
一方の川崎Fは前節、ホームでC大阪と対戦し、スコアレスドロー。パスをつないで攻める中で、両サイドを広く使ってマルシーニョらの仕掛けから得点を狙い続けたが、C大阪の粘り強い守備にしのがれ続けた。終盤には小林 悠、宮代 大聖、瀬川 祐輔といったフィニッシュセンスの高いアタッカーを投入したが、これが実らず。押し気味に戦いながらも勝ち切れなかった。
26日にはルヴァンカップBグループ第2節・湘南戦を戦い、こちらもスコアレスドローとなった。この試合ではビルドアップの精度や勢いが上がらず、ボール保持で湘南に互角以上に渡り合われ、なかなか押し込み切れない。その中で相手が活動量のある選手をうまいタイミングで投入してきたこともあり、好機を作られる場面も散見。最終的には痛み分けのような形でタイムアップを迎えた。
今節で焦点となるのはやはり、どちらも攻撃的なスタイルのチームであるという部分。ともに能動的にボールを動かしながら相手陣へ入っていけるチームだけに、それをどうはね返すかがカギとなる。攻撃に移るための守備、ボール奪取をどういった狙いで演じるか。昨季のこのカードは2試合とも両チームが積極的に攻撃を繰り出す好ゲームだった。今節も終始スタンドを沸かせる熱い試合を期待したくなる。
[ 文:斉藤 宏則 ]

