広島は上位を争う神戸と名古屋に連敗を喫したが、大迫 敬介は「まだリーグは半分も終わっていないですし、ここからまた自分たちが立て直して強くなれれば、この負けもプラスになると思う。引きずらずに負けから学んでいきたいと思います」と前を向いて語り、「(前節・)名古屋戦も自分たちのスタイルで戦って前半から押し込み続けた中で、セットプレーと自分たちのスキから失点してしまった。そういうところを突き詰めれば勝って上に行けると思うので、続けてやっていきたい」と見据えた。
24日のJリーグYBCルヴァンカップCグループ第5節・横浜FC戦にも敗れて公式戦3連敗となったが、ミヒャエル スキッベ監督の下で構築している主体的に攻守を展開するアグレッシブなサッカーをさらに追求して、勝利をつかみ取っていきたい。
エディオンスタジアム広島に乗り込む湘南も苦しんでいる。リーグ戦4連敗中で、24日に臨んだルヴァンカップBグループ第5節・清水戦でも敗戦。清水戦は後半に巻き返して、鈴木 章斗と平岡 大陽のゴールで2点ビハインドを追いつく粘りを見せたが、81分にチアゴ サンタナに勝ち越し点を決められた。山口 智監督は「最後のところが甘かったなと。本当にそこに尽きると思います。前半は相手の試合だったと思いますし、後半はどちらかというとウチの試合だったかもしれないですが、結果も出せなかったので、非常に残念なゲームになりました」と振り返っている。
今節に向けた準備期間は互いに中2日。両チームとも移動があり、限られた準備期間になる中で、どこまでチームを立て直すことができるか。特に広島は24日のルヴァンカップで大幅なメンバー変更を行っていないため、どれだけ心身を回復させて試合を迎えられるかが重要なポイントになる。
また、日本代表に初選出され、キリンチャレンジカップ2023を戦う川村のプレーにも大きな注目が集まる。クラブを通じて「正直、とても驚いています」とコメントしている23歳のMFは、昨季広島に戻ってきてからミヒャエル スキッベ監督の下ですくすくと成長を遂げ、今季からは8番をつけてチームの中心選手として戦ってきた。3月末に続いて、今回も日本代表に名を連ねた広島ユースの同期・大迫とともに、チームを勝利に導く活躍が期待される。
[ 文:寺田 弘幸 ]