ホームの新潟は直近3試合勝ちなし。前節・湘南戦は2-2の引き分け。先制されたあと、伊藤 涼太郎と谷口 海斗のホットラインで2点を挙げて逆転に成功したが、終盤に追いつかれた。連敗を『2』で止めたものの、直近3試合とも序盤に失点しているのは改善点だ。
これを受け、「チームの課題として、克服していくことは大事」と副将の早川 史哉。湘南戦のスタメンから全員を入れ替えて臨んだ7日の天皇杯2回戦・レイラック滋賀戦では、早川が中心となり、入りでつまずくことなく試合をコントロール。相手の堅守に苦しみながらも、ダニーロ ゴメスの得点により1-0で勝利。公式戦5試合ぶりの白星を手にした。加入後初得点が決勝点となったダニーロ ゴメスは「リーグ戦も自信を持っていける」と、J1初得点を取ることに意欲的だ。
今節は、シント・トロイデン(ベルギー)への完全移籍がクラブ間合意に達した伊藤の新潟ラストゲームになる見込み。浦和から完全移籍で加入した昨季は9得点11アシストでJ1昇格とJ2優勝に貢献。今季も7得点4アシストと結果を出し続け、攻撃の中心選手として輝いた。
「正直、特別な試合になりますし、絶対に勝ちたい一戦。最後はしっかりとサポーターの記憶に残るようなゴールだったり、記憶に残るプレーをしていきたい」と伊藤。これまでも昇格を決める一戦やJ1第4節・川崎F戦、第13節・横浜FM戦といった注目が集まる試合で得点してきただけに、期待は高まる。
一方の京都はここ8試合勝ちがなく、6連敗中。前節・広島戦は後半に先制されたものの、ゴールキックからのセカンドボールを収めた豊川 雄太がDFをかわし、ダイナミックに仕掛けて決めた得点で同点に追いつく。しかし、そのわずか2分後にスローインの流れからあっさり失点すると、アディショナルタイムにカウンターからダメ押しゴールを決められて1-3で敗れた。
7日の天皇杯2回戦は、J3富山と対戦。広島戦からスタメン9名を入れ替えて臨むと、開始6分にPKから失点。そこから一進一退の攻防が続き、2-2で迎えた延長戦でも勝負は決まらず。最後はPK戦の末に敗れた。この試合で退場処分を受けた谷内田 哲平は、規定により今節が出場停止(天皇杯開催規定の第18条2項より)。地元・新潟への凱旋はかなわなくなった。今節は新潟、そして次節は横浜FCと対戦する。順位の近いチームとの対戦を制し、浮上の足がかりにしたいところだ。
ボールを保持して攻撃を組み立てたい新潟と、前線からの守備でボールを奪って攻め込みたい京都。互いのスタイルをぶつけ合い、勝ちにいく真っ向勝負は見ごたえのある試合になることは必至だ。
[ 文:野本 桂子 ]

