「本当にチームの責任者としてファン・サポーター、関係者の皆さまに申し訳ありませんという言葉でいっぱいです」と、痛恨の敗戦にダニエル ポヤトス監督は同じ言葉を二度繰り返した。その“天皇杯ショック”を払しょくする上で格好の舞台となるのが、今節・FC東京戦となる。
シーズン序盤から積み上げてきたスタイルとは異なるものの、前々節・新潟戦と前節・福岡戦は終盤に5バックを採用し、勝利にこだわる采配を見せてきたダニエル ポヤトス監督。連勝を飾ったことで最下位からは抜け出したものの、18位・横浜FCとの勝点差はわずか『1』。気が抜けない状況から脱するためにも、リーグ戦3連勝を飾りたい。
FC東京戦に臨むベースは、福岡戦の顔ぶれになりそうだ。高知ユナイテッドSC戦では福岡 将太や東口 順昭、ダワンらを温存したものの、先発したネタ ラヴィや後半から投入せざるを得なかったイッサム ジェバリ、ファン アラーノらは中3日の連戦となる。
高知ユナイテッドSC戦では、サイドに張り出す両ウイングの機能不全が攻撃の停滞を招いた。ただ、倉田 秋がウイングで存在感を見せている直近のリーグ戦では、センターFWのイッサム ジェバリとの距離感や連係が向上しており、G大阪にとってはポジティブな要素の1つになる。
その一方で、修正すべき課題の1つはセットプレーの守備。リーグ戦では3試合続けてCKから直接合わせられ、失点を喫している。ストーンの配置やゾーンとマンマークの併用など修正は施しているが、FC東京戦では抑えられるか。
対するFC東京は、天皇杯2回戦で福島と対戦。先手をとられながらも、3-1で逆転勝ちを収めている。この試合でゴールを決めた松木 玖生は、前節・横浜FM戦で退場処分を受けて今節は出場停止だが、前節2得点のディエゴ オリヴェイラは福島戦には出ておらず、万全の状態でパナソニック スタジアム 吹田に乗り込んでくるはずだ。
前節、G大阪は紺野 和也を封じるべく半田 陸を右SBではなく左SBで起用したが、FC東京で警戒すべき仲川 輝人に対して半田をぶつけるのか、黒川 圭介に任せるのかも要注目だ。
両者は今季、JリーグYBCルヴァンカップでも対戦しており、1勝1敗と互いにホームで勝利。早くも今季三度目の顔合わせになる。G大阪はリーグ戦3連勝を目指し、FC東京はリーグ戦での連敗を『2』で食い止めようと臨む一戦。スペイン国籍指揮官であるG大阪・ダニエル ポヤトス監督とFC東京・アルベル監督による頭脳戦も見どころになりそうだ。
[ 文:下薗 昌記 ]
