両チームのここまでの3試合は対照的である。1勝2敗のFC東京は、初戦でC大阪と対戦。直近のリーグ戦から大幅にメンバーを入れ替え、16歳の佐藤 龍之介が先発で出場するなどフレッシュな選手たちで戦ったが、何度か迎えた決定機を決め切れず、終了間際に不用意な失点を喫して黒星スタートとなった。前々節・京都戦はミッドウィークの試合かつ連戦でなかったため、主力が多くプレー。ターンオーバーをした相手を寄せつけず、期待の若きストライカー・熊田 直紀にFC東京でのプロ初ゴールが生まれるなど、充実した内容を見せる中で5-0の大勝を飾った。しかし、前節・G大阪戦は厳しい内容に終始する。C大阪戦と同じく若手を多く起用したが、チームとしての戦い方が機能せず、攻守に良いところなく0-3の大敗となった。
一方のG大阪は、ここまで2勝1分。初戦の京都戦を3-1で制すと、前々節はC大阪との“大阪ダービー”に挑んだ。後半序盤に先制点を奪われ、なかなか同点ゴールが生まれない状況だったが、アディショナルタイムにドラマが待っていた。途中出場の食野 亮太郎が値千金のゴールを決め、なんとかホームでの敗戦をまぬがれた。そして、前節・FC東京戦は90分を通じて圧倒的にゲームを支配。今季加入した杉山 直宏の2ゴールなどで圧勝を飾った。
前節から2週間ぶりの再戦であり、FC東京からすればリベンジに燃えていないわけがない。G大阪からすれば、ここでダブルを飾れれば、プライムステージ進出に大きく近づける。お互いにスペイン国籍指揮官の下でボールを大事にするスタイルに取り組んでおり、共通する部分も多い。前回対戦同様にミッドウィーク開催であり、アピールに燃える選手たちが多くピッチに立つ可能性があるだけに、気持ちのこもった熱いバトルを期待したいところだ。
また、ともになかなかリーグ戦での状態が上がってこないところも似ている。FC東京は現在リーグ戦4試合勝ちなし。ここで勝利を収め、リーグ戦にはずみをつけたい思いも強いはずだ。一方のG大阪は、ここまでリーグ戦ではわずか1勝と苦しい状況に陥っている。ただ、その唯一の白星はFC東京にルヴァンカップで勝利した直後のゲームでつかんだもの。今回も良いきっかけをつかみ、リーグ戦にもつなげていきたい。
勝利に飢えている両者が、水曜日の夜に激突する。
[ 文:須賀 大輔 ]
