FC東京は、後半戦からピーター クラモフスキー監督が指揮を執り、2勝1分1敗と悪くないリスタートとなった。主に守備面で落とし込んだ“決まり事”が機能し、失点が激減。完封試合が3試合を数えるなど、一定の成果を手にして中断期間に入った。
そこから2日には天皇杯ラウンド16でJ2熊本と対戦したが、まさかの敗戦。開始早々に守備の乱れで与えてしまったPKで先制を許すと、後半の立ち上がりにもミスからカウンターを食らい、0-2で敗れた。この試合から中3日で迎えた前節・C大阪戦は対照的な展開となる。開始8分で松木 玖生が今季リーグ戦初ゴールを決めて先手を奪う。それ以降は押し込まれる時間が増え、耐える場面が続いたが、最終局面では全員が体を張ってゴールを死守し、1-0で勝利。公式戦での連敗を止め、今季1勝と苦手だったアウェイゲームで勝点3を積み上げた。
このような状況で迎える今節・京都戦は連勝が求められる。C大阪戦で痛めたディエゴ オリヴェイラと小泉 慶は問題ない様子で、離脱が続いていたバングーナガンデ 佳史扶と仲川 輝人は練習に合流済。今節での復帰もあるかもしれない。
「京都はアグレッシブに来ると思うので、われわれもアグレッシブに行きたい。京都は良いチームだと思っているし、戦ってくるチームなのでいろいろなチャレンジがあると思うが、自分たちで解決法を見つけ、誰か1人に頼るのではなく、チームとしての仕事をすべて出し切って勝ちたい」とピーター クラモフスキー監督。約1カ月ぶりのホームゲームで勝利し、リーグ戦の成績をまずは五分に戻したいところだ。
一方の京都は、再開初戦となった前節・柏戦をホームで落とし、リーグ最多となる13敗目を喫した。勝点16で最下位に位置する湘南とは7ポイント差。残留争いから完全に抜け出す位置までは浮上できておらず、ここで連敗となってしまえば残留争いに一気に巻き込まれてしまう可能性もある。
そんな状況で戦う今節で期待を寄せたいのは、原 大智。FC東京のアカデミーで育ち、2021年にFC東京から海外に渡った大型ストライカーのパフォーマンスに注目だ。ヨーロッパで屈強なDFに揉まれながら成長を遂げてきた姿を味の素スタジアムに集う古巣のサポーターに見せつけ、京都を勝利へと導きたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
